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授業の内容(Course Description) |
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知識基盤社会における教育の在り方は、単に知識や技能を習得する(させる)だけではこと足りない。自己や学習対象への意味を変成させ続ける「学び」が求められてきている。教科体育においても同様で、自己や他者やモノとの関係の中で、運動の意味を立ち上げ、変成させ続けていくプロセスの中で技能や知識、社会性といったことなどを身に付けていくことが求められている。このような学習観を踏まえ、体育授業づくりの在り方を文献の輪読をもとに、参加者相互の対話を通して深め合っていく。 本授業では、このような学術的視点と具体の体育授業を往還的に見つめ直していくことで、より良い教師としての基礎を身に付けることを目的とする。 後期においては、体育授業づくりについて実践的に学ぶと共に、個人の課題を追究する活動も行う。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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・現代に求められている体育授業の在り方について考察できる。 ・体育授業の内容構成論について理解し、考察できる。 ・体育授業の展開構成論について理解し、考察できる。 ・自分なりのビジョンのもと、体育の授業づくりを構想することができる。 ・自分が決めた課題を明らかにするために論理的に研究を進めることができる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業参加態度(関心・意欲・態度)30% 提案及び批判的複眼的応答(レポートを含む)70%
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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※授業中で紹介する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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実践提案に際しては、実践のねらいや指導上の工夫を文献などを手掛かりにして根拠とこだわりをもって提案できるようにする必要がある。また、個別の課題を追究する学習では複数の文献を読み、先行研究を踏まえたうえで自身の研究を進めていくことが求められる。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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学ぶことは、文化的実践への能動的参加である。そのため、授業に当然の如く出席し、同学の士と主体的に授業内容について語り合える準備をしてくること。 参考文献を精読してくることは必須である。加えて、提案を行う場合は、理論的な根拠に基づき提案を行うこと。その際、自分のこだわりを明確にして行うこと。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 【第2回】~【第8回】 文献輪読・討議による体育科教育に関する理解を深める 【第9回】 研究テーマの検討 【第10回】 個人またはグループ学習 【第11回】~【第13回】 理論的に学んできたことを体験的に学習する 【第14回】 研究を発表する 【第15回】 研究を発表する 本演習のまとめ
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