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授業の内容(Course Description) |
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本科目では、官公庁の統計資料や民間の調査報告書、さらに簡単な量的な学術論文が読めるための基本的知識について学ぶとともに、エクセルを用いて実際に統計解析を実践する。 具体的には①記述データの読み方や平均値などの代表値についての算出方法、②グラフの読み方や実際に自分で適切なグラフを作成できること、③より高度な分析としては、相関係数や回帰係数などの仕組みが説明できること、④検定の考え方と実際のやり方を説明できることを目指す。 統計解析というと、最初から敬遠する人もいるが勿体無い。授業では「なるべくわかりやすく」をテーマとし、「エクセルを用いて実際にやってみよう」という形で進めていく。 学校基本調査や偏差値など、教育に携わる者が知っておかなければならないものを題材として、実習を行う。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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・単純集計、度数分布、代表値、クロス集計などの読み方や算出方法がわかる ・グラフの読み方や作成の仕方がわかる ・統計的な関連性について説明できる ・カイ二乗検定について説明できる
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点:参加状況50% レポート:50%
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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参考文献:ニュートンムック 2013『[Newton別冊]統計と確率ケーススタディ30―基礎知識と実戦的な分析手法』ニュートンプレス 盛山和夫『社会調査法入門』有斐閣 2004
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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事前に課題を課すことがある
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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なるべく分かりやすく授業を行うので、興味のある学生は躊躇せず履修してほしい
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス <単純集計・基礎統計量> 【第2回】 単純集計:学校基本調査から 【第3回】 進学率を求める 【第4回】 平均値・中央値・最頻値 【第5回】 度数分布表と基礎統計量 <分布と散らばり、格差> 【第6回】 正規分布を知る 【第7回】 分散・標準偏差・偏差値 【第8回】 ジニ係数 <関連性> 【第9回】 相関係数 【第10回】 回帰分析1 【第11回】 回帰分析2 <クロス表と検定> 【第12回】 クロス表を作成する 【第13回】 カイ二乗検定の実際1 【第14回】 カイ二乗検定の実際2 【第15回】 まとめ
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