Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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教育調査 II 大多和 直樹
選択  2単位
【こども教育】 15-1-1334-1956-40A

1. 授業の内容(Course Description)

 教育調査Ⅱは、質的調査に焦点づけて調査法を学ぶ授業である。
 インタビューや参与観察、言説分析(ドキュメント分析)は、卒業論文を書く上で頻出の方法であるし、社会に出てからもこうした手法を用いて(マーケティング等の)調査を行うことは少なくない。一度、そのやり方を体験し、理論を学んでいるということは大きなアドバンテージとなるに違いない。
 この調査では、インタビューをミニ演習(グループワーク)を通じて学んでいく。最初に、基礎をおさえた上で、まずインタビューを行ってみる(なかなかうまく行かないに違いない)。つぎに実際の研究に触れ、質的調査において何が重要なのかを考えていく。最後に、それをふまえた上で再びインタビューを行い、結果を発表しあう。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ・インタビュー調査の方法を理解し、実際に出来るようにする
 ・質的研究に触れ、研究を進める際の重要ポイントについて説明できる。
 ・量的調査、質的調査の相違点およびそれぞれの特性について説明できる
 ・諸調査の実例に触れ、各調査の特質について説明できる
 ・調査倫理について真摯に学習する

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 平常点:参加状況50%
 レポート:50%

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:篠原、清水、榎本、大屋根『社会調査の基礎―社会調査士ABCD対応』弘文堂2010
 参考文献:盛山和夫『社会調査法入門』 有斐閣 2004

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 授業時間外にインタビュー等のデータを取ることがある

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 なるべく分かりやすく進めるので、興味のある学生は躊躇せずに履修してほしい

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 インタビューの手法を学ぶ
 グループ決め
 <インタビューにトライ>
【第3回】
 インタビュー・マニュアル作成
【第4回】
 インタビュー実践1
【第5回】
 インタビュー実践2
 <質的研究に触れる>
【第6回】
 (1)インタビュー調査
【第7回】
 (2)ライフヒストリー研究
【第8回】
 (3)参与観察
【第9回】
 (4)調査倫理について
 <インタビュー・ミニ演習>
【第10回】
 インタビュー・マニュアル再構成
【第11回】
 インタビュー調査1
【第12回】
 インタビュー調査2 焦点化
【第13回】
 分析結果の整理
【第14回】
 プレゼン作成
【第15回】
 発表会