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授業の内容(Course Description) |
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教育調査Ⅱは、質的調査に焦点づけて調査法を学ぶ授業である。 インタビューや参与観察、言説分析(ドキュメント分析)は、卒業論文を書く上で頻出の方法であるし、社会に出てからもこうした手法を用いて(マーケティング等の)調査を行うことは少なくない。一度、そのやり方を体験し、理論を学んでいるということは大きなアドバンテージとなるに違いない。 この調査では、インタビューをミニ演習(グループワーク)を通じて学んでいく。最初に、基礎をおさえた上で、まずインタビューを行ってみる(なかなかうまく行かないに違いない)。つぎに実際の研究に触れ、質的調査において何が重要なのかを考えていく。最後に、それをふまえた上で再びインタビューを行い、結果を発表しあう。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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・インタビュー調査の方法を理解し、実際に出来るようにする ・質的研究に触れ、研究を進める際の重要ポイントについて説明できる。 ・量的調査、質的調査の相違点およびそれぞれの特性について説明できる ・諸調査の実例に触れ、各調査の特質について説明できる ・調査倫理について真摯に学習する
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成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点:参加状況50% レポート:50%
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:篠原、清水、榎本、大屋根『社会調査の基礎―社会調査士ABCD対応』弘文堂2010 参考文献:盛山和夫『社会調査法入門』 有斐閣 2004
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業時間外にインタビュー等のデータを取ることがある
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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なるべく分かりやすく進めるので、興味のある学生は躊躇せずに履修してほしい
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 【第2回】 インタビューの手法を学ぶ グループ決め <インタビューにトライ> 【第3回】 インタビュー・マニュアル作成 【第4回】 インタビュー実践1 【第5回】 インタビュー実践2 <質的研究に触れる> 【第6回】 (1)インタビュー調査 【第7回】 (2)ライフヒストリー研究 【第8回】 (3)参与観察 【第9回】 (4)調査倫理について <インタビュー・ミニ演習> 【第10回】 インタビュー・マニュアル再構成 【第11回】 インタビュー調査1 【第12回】 インタビュー調査2 焦点化 【第13回】 分析結果の整理 【第14回】 プレゼン作成 【第15回】 発表会
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