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授業の内容(Course Description) |
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前近代のヨーロッパ史を概観します。取り扱うのは、ヨーロッパが地球を制覇する以前の時代であり、近代ヨーロッパの理念とは対抗する要素、あるいは近代へとつながる様々な要素などが共存・競合した時代です。客観的な歴史認識そのものよりも、むしろ近代の人々が(学問や芸術を通して)古い時代をどのように認識してきたかということに力点を置こうと思います。具体的な内容は授業計画を参照してください。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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1.前近代ヨーロッパ史の概観を通して、近代の特性を認識できるようにすること。 2.ヨーロッパとはその範囲も、特質も時代において流動的であることを理解すること。 3.高校世界史、中学社会の歴史的分野の授業が担当できるような基礎知識を身に着ける。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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最後の回に筆記試験を行う。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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参考図書は講義の中で紹介します。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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教科書のような通史を意図しているわけではないので、紹介された参考図書を参照して欠落を補ってほしい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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課題に主体的に取り組むことを期待します。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 エウロペの肖像 【第2回】 ヨーロッパの形成…諸民族の勃興 【第3回】 中世と近世と近代と…時代区分論 【第4回】 ブリテン諸島の情勢 【第5回】 フランス王国の成立 【第6回】 神聖ローマ帝国とドイツ 【第7回】 英仏関係史 【第8回】 身分制国家とは 【第9回】 ルネサンス再考 【第10回】 宗教改革 【第11回】 コロンブス交換とは 【第12回】 イタリア戦争…主権国家体系 【第13回】 17世紀の危機 【第14回】 ルイ14世の覇権 【第15回】 まとめとテスト
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