Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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現代社会論 I 大川 清丈
選択  2単位
【社会】 15-1-1350-3334-12A

1. 授業の内容(Course Description)

 本講義は社会学の学習への入門である。社会学は、近代社会の自己認識の学といわれている。そこで「近代(モダン)」について追究したドイツの社会学者マックス・ウェーバー(1864-1920)の業績に関する解説を行う。
 近代(モダン)社会を考える際に、どのようなポイントを押さえればよいか、について初歩から説明していく。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 さまざまな専門用語を覚えることも大事であるが、何よりも社会学的なものの見方・考え方を身につけることを目標とする。
 現代社会のあり方・問題点への関心を深め、新聞記事やニュースに接する時に、自分なりの見方ができるようにすることを目指す。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席点(30%)
 試験(70%)

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:テキストは使用しない。
 参考文献:仲正昌樹『マックス・ウェーバーを読む』講談社現代新書 2014

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 毎日、少しでもよいので新聞を読むこと。
 MELICで図書を検索し借りること。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 現代社会への多角的な見方を学んでほしい。
 授業中に配布したプリントはファイルしておくこと。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 社会とは何か・社会学とは何か
【第3回】
 集団と組織
【第4回】
 支配の社会学
【第5回】
 近代と現代
【第6回】
 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(1)
【第7回】
 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(2)
【第8回】
 『宗教社会学論集』
【第9回】
 「儒教とピューリタニズム」
【第10回】
 近代化
【第11回】
 ポストモダンとハイブリッドモダン
【第12回】
 ウェーバーの「近代」論
【第13回】
 液状化する「近代」
【第14回】
 ヴェーバー以降の社会学
【第15回】
 まとめと試験