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授業の内容(Course Description) |
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児童期におけるメンタルヘルスの向上は、その後の人生を左右するといっても過言ではない。とくに現代においては、虐待やいじめが社会問題となっているが、近年では、その一因として発達障害(自閉スペクトラム障害)の存在が議論されている。 本講義では、児童期へのメンタルヘルスについての心理学的サポートや治療への概論を述べる。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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児童期のメンタルヘルスの問題に関する知識を身につける。また、児童期の問題において生物学的、心理学的、社会的といった多角的な側面から理解する力を身につける。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験60%、レポート40%とする。試験は最終講義日に施行する。レポートは授業期間中に複数回提出する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:使用しない 参考文献:『発達障害児者支援とアセスメントのガイドライン』辻井 正次 (監修), 明翫 光宜 (編集), 染木 史緒 (編集), 伊藤 大幸 (編集),金子書房
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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レポート作成や文献購読などを通して講義と講義の間に理解を深めてもらいます。準備学習についてはそのつど指示いたします。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業中の積極的な参加を望みます。また、講義内容に関する希望があればなるべく沿おうと思いますので、レポートや講義のリアクションペーパーなどにお書きください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】イントロダクション 計画、授業の約束 【第2回】児童への支援の必要性・・・児童期にかかる疾患、問題① 【第3回】児童への支援の必要性・・・児童期にかかる疾患、問題② 【第4回】児童への支援の必要性・・・親へのかかわり 【第5回】児童への支援の必要性・・・教師へのかかわり 【第6回】児童期の心理検査・・・バウムテストをやってみよう 【第7回】児童期の心理検査・・・エゴグラムをやってみよう 【第8回】自閉スペクトラム障害とは①・・・幼児、児童から成人まで 【第9回】自閉スペクトラム障害とは②・・AQ-Jをやってみよう 【第10回】自閉スペクトラム障害とは③・・・学童期は、どのような支援があるか 【第11回】自閉スペクトラム障害とは④・・思春期、青年期にはどのような支援があるか 【第12回】自閉スペクトラム障害とは⑤・・主な検査法と心理教育の方法 【第13回】自閉スペクトラム障害とは⑥・・ADIR、ADOSについて知る 【第13回】自閉スペクトラム障害とは⑦・・ADIR/ADOSの実践を知る 【第13回】期末テスト
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