1. |
授業の内容(Course Description) |
|
イギリス文学とブック・イラストレーションに見るファンタジーの系譜の概説クラス。本講義では、ファンタジー作品とファンタジー絵画、特に、19世紀後半から20世紀はじめにかけて、イギリスで花開く絵本にみるファンタジー描写に、重点をあてて、論じていく。19世紀のウォーター・クレーン、ケート・グリナウェー、テニエルなどから、20世紀のアーサー・ラッカム、ハリー・クラーク、アトウェルやポガーニー、カイ・ニールセンなどに至る著名なイラスト作品をとりあげ、鑑賞、検証する。さらに、『アリス』を、ケース・スタディーとして取り上げて、挿絵におけるファンタジー描写の変遷についても、考える。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
ファンタジーを表象文化としてとらえる。 イギリスのイラストを知り、読み解く力を身につける ファンタジーに対する関心を深め、その楽しみを探す 図像・映像を読む力を高める
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
授業中の小課題の提出20%。学期末試験60%。学期中の出席と講義中の発表20%
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
随時、講義で紹介する。
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
ファンタジーの鑑賞は、皆さん方の感性が重要です。講義だけではなく、それ以外の時間でも、文学作品や、イラストに親しんでください。また、適時、紹介した参考文献についても、読了するようにしてください。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
遅刻や欠席に留意してください。 また、講義中の私語は厳禁です。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 はじめに 【第2回】 ファンタジー入門 【第3回】 イギリス文学におけるファンタジーの系譜① 【第4回】 イギリス文学におけるファンタジーの系譜② 【第5回】 イギリス文学におけるファンタジーの系譜③ 【第6回】 19世紀イギリス、イラストレーションに見るファンタジーの系譜① 【第7回】 19世紀イギリス、イラストレーションに見るファンタジーの系譜① 【第8回】 20世紀イギリス、イラストレーションに見るファンタジーの系譜② 【第9回】 20世紀イギリス、イラストレーションに見るファンタジーの系譜② 【第10回】 ケース・スタディー①:19世紀から20世紀初めに至る『アリス』のイラスト変遷 【第11回】 ケース・スタディー②:20世紀前半の『アリス』のイラスト変遷 【第12回】 ケース・スタディー①:20世紀から現代に至る『アリス』の映画 【第13回】 ケース・スタディー②:20世紀から現代に至る『アリス』の映画 【第14回】 まとめ 【第15回】 学期末テストとまとめ
|