Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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卒業研究 I 辻 政博
必修  0単位
【教育文化】 15-1-1333-3258-26A

1. 授業の内容(Course Description)

 「造形素材の研究」をテーマに活動する。
 子どもの造形表現、造形活動は、「材料・場」「操作」「イメージ」などを基本的な造形要素から成り立っている。本演習では、造形表現、造形活動を成り立たせている「造形素材」に着目し、造形教育への理解を深めながら、研究を進める。
 「自然材」「人工材」「描画材」に加え、「環境」や「人とのかかわり」の視点からも研究を進める。また、関連して「遊び」のもつ教育的意義にも着目し、子どもの表現活動を捉えていく。
 「造形素材の研究」における各視点を基に、自分のテーマを設定し、実技とリサーチ等を通して、造形表現や造形教育への基礎的な知識・技能を深め、造形教育の実践的指導力を身に付ける。
 また、レポートを作成しプレゼンテーションできるようにする。
 研究のまとめでは、作成したレポートを基に発表と協議を行なう。レポートは、冊子としてまとめ、研究の成果物にするとともに、今後の研究の基礎資料とする。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ・「造形素材の研究」を通じて、造形教育の基礎的な知識・技能を身に付ける。
 ・発想や構想の能力を高め、創造的な技能を働かせ、自分なりの表現活動ができるようにする。
 ・造形教育の実践的指導力を身に付ける。
 ・課題について、リサーチし、レポートを作成し、プレゼンテーションできるようにする。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 ①製作及び鑑賞の活動 40%
 ②レポート、発表 30%
 ③授業や関連イベントへの関心・意欲・態度 30%
 ④出席(2/3以上)
 …以上の観点から総合的に判断する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 ◯テキスト:適時指示する。
 ◯参考文献:適時指示する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 ◯造形素材研究、及び、レポートの作成等、授業外での学習が不可欠となるので、留意すること。
 ◯場合によって、研究を深めるために、合宿、美術館、イベント、ワークショップ、学校・保育園・幼稚園等、学外での授業も実施しますので、参加に留意ください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 ◯研究の根底に「子どもの視点」をもち、自ら進んで学習に挑んでください。
 ◯レポート作成や研究発表に際して、デジカメやPC機器を有効に活用してください。
 ◯ゼミ生同士の連絡、交流を密にして協同の学習、研究を進めてください。
 ◯進度や学習状況で、内容を適時変更する場合がありますので、留意ください。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ・オリエンテーション(授業の目的、内容、方法、評価などについて)。
【第2回】
 ・造形素材研究①「自然材」
【第3回】
 ・造形素材研究②「自然材」
【第4回】
 ・造形素材研究③「自然材」
【第5回】
 ・造形素材研究①「人工材」
【第6回】
 ・造形素材研究B②「人工材」
【第7回】
 ・造形素材研究①「描画材」
【第8回】
 ・造形素材研究②「描画材」
【第9回】
 ・造形素材研究①「環境・人・かかわり」
【第10回】
 ・造形素材研究D②「環境・人・かかわり」
【第11回】
 ・題材研究①
【第12回】
 ・題材研究②
【第13回】
 ・発表と協議①
【第14回】
 ・発表と協議②(レポートの提出)
【第15回】
 ・授業のまとめと「研究冊子」の作成。