Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
書道文化概論 II(26年度以前入学生) 中村 健太郎
選択  2単位
【人間文化】 15-2-2110-3356-20A

1. 授業の内容(Course Description)

 日本の書道文化について理解を深めることを目的とする。日本の伝統文化の中には、様々な形で書道文化の影響を指摘することができる。本科目では、さまざまな時代の書道文化を学びながら、各時代の文字や書について、毛筆を使用した臨書(模写)を通して、その理解を深める。そのうえで、現代における書道との共通点や相違点を明らかにしていく。秋期は、鎌倉時代から平江戸時代の書道文化を取り上げて授業を進める。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ・授業で取り上げた書道文化の事例を説明できる。
 ・歴史上の書道文化と、現代の書道文化の共通点・相違点を説明することができる。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 ・レポートの提出(4割)と、授業時間内の小テストおよび、授業への積極的な参加状況等を合計した平常点(6割)で評価する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 参考文献:『決定版 日本書道史』(芸術新聞社)
 参考図書:『書の総合事典』(柏書房)

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 ・美術館、博物館などの常設展や特別展を利用して、実物鑑賞の機会を多く持つように心掛ける。また、参考文献や授業時間内に配布するプリントを活用して、予習と復習を行う。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 ・第1回目の授業のはじめに、本科目の到達目標やレポート課題、成績判定方法について説明を実施する。履修希望者は、全員必ず出席すること。
 ・書道用具が必要となる。用具がない履修希望者には、第1回目の授業で必要となる用具の説明を行う。
 ・書道の実習に不都合な服装はさけること。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 授業の目的と内容、授業の進め方、評価の仕方など
【第2回】
 書道文化の範囲
【第3回】
 日本の書道文化・鎌倉時代(1)
【第4回】
 日本の書道文化・鎌倉時代(2)
【第5回】
 日本の書道文化・鎌倉時代(3)
【第6回】
 日本の書道文化・鎌倉時代(4)
【第7回】
 日本の書道文化・南北朝時代~室町時代(1)
【第8回】
 日本の書道文化・南北朝時代~室町時代(2)
【第9回】
 日本の書道文化・南北朝時代~室町時代(3)
【第10回】
 日本の書道文化・南北朝時代~室町時代(4)
【第11回】
 日本の書道文化・江戸時代(1)
【第12回】
 日本の書道文化・江戸時代(2)
【第13回】
 日本の書道文化・江戸時代(3)
【第14回】
 日本の書道文化・江戸時代(4)
【第15回】
 まとめ、レポート提出