1. |
授業の内容(Course Description) |
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これまで教育学演習で学んできた『学級経営を基軸とした教科指導』『学級運営と授業づくり』『学級担任としての資質向上策』『生徒指導と人権教育』等を中心として教員としての基礎的な対応に取り組んできた。 このことを踏まえ、卒業研究Ⅰでは『卒業研究の計画書の作成』『学級経営の課題と担任の力量の重要性』『授業試案の作成と発表』を軸として卒業研究のテーマを確固たるものにしていく実践的な内容とする。 現在、ボランティア活動、学校での実習を通して現場目線でテーマの方向性を修正する機会として学級経営についての力量を高める。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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学級経営を中心として身に付けてきたことを振り返り、自己の学級経営力を高めるために自己の考えをめいかくにするための資料収集、レポートの作成、授業試案の作成・発表をして現場感覚での教師の在り方を考える契機とする。さらに、卒業研究論文の書き方や整理の仕方の基礎を理解することを目標とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点(30%)、講座のなかでのレポートなどの提出物(40%) 授業試案(30%) 授業試案テーマ『学級経営を基軸とした教科指導』他
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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参考文献: 小学校教員育成プログラム1『学校運営・学級経営チェックポイント55』(明治図書) 小学校教育育成プログラム2『問題行動のチェックポイント48』(明治図書) 小学校教員育成プログラム3『授業改善のチェックポイント55』(明治図書) 学年別365日学級経営、授業づくり大事典(明治図書)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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・時系列で学級経営の方策を理解して取り組むこと ・社会問題、自治問題に対して関心をもって分析をすること ・「学級経営の成立とは」を常に考えた学びをすること
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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大学での学びの集大成としての卒業研究を位置づけて、次の自己の在り方を常に意識した取り組みを期待したい。教師としての第一歩を自信もって進めていくための講座でもあり、現場感覚を常にもった1年間とすることを求める。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 卒業研究のイントロダクション ・年間を見通した卒業研究の計画づくり ・レポート作成と報告の予定 【第2回】 卒業研究論文とは ・4月の学校現場の状況の確認 ・卒業生の卒業研究論文及び論文の書き方 ・身近な学校情報の振り返り 【第3回】 卒業研究計画書の提出 ・卒業研究のテーマについて ・各自の4月の学びの状況報告 ・1年間の見通しのある学びとは 【第4回】 学級経営についての報告会① ・学級経営とは ・学級経営が成立しないのはどうしてか ・学級担任としての資質とは 【第5回】 学級経営についての報告会② ・学級崩壊とは ・学級崩壊の現象をどう回復させるとよいか ・学級担任として軌道修正の在り方とは 【第6回】 学級経営についての報告会③ ・授業づくりと学級経営の関係 ・学級運営の知見の大切さ ・学級づくりの基礎・基本とは 【第7回】~【第9回】 卒業研究の中間整理の報告 ・研究テーマをどのように進めていくか ・基本的な考え方として修正することは ・副主題との関係を明確にすること ・研究主題設定の理由を明確にすること 【第10回】~【第12回】 卒業研究にかかわり授業試案の発表 ・教科指導の在り方と視点の明確さを考える ・授業ビジョンを明確にすること ・学年発達段階を加味した授業案になっているか ・資料収集の方法の的確さを理解すること 【第13回】~【第15回】 今後の予定と長期休業日における卒業研究の在り方 ・今後の見通しをもって修正をすること ・卒業研究Ⅱにつなげること ・学校現場での実践計画を作成すること ・授業試案を確固たるものにしておくこと ・資料収集をより確かにすること
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