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授業の内容(Course Description) |
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大きく動く最近の「国際金融(市場)」は、従来と比べ本質的に変化しており、常識的といわれた経済・金融の考え方は通用しない。国際金融はもとより、国際経済・マクロ経済を、実践的に分かり易く説明し、その内容を身に付けていただくことを目的とする。そして、それは就職活動にも効果があることは言うまでもない。この講義では、①当日の「日本経済新聞」の重要記事の解説、②国際経済金融情勢の解説、③国際金融の重要事項解説、④教科書の輪読、と4パートに分けて実施する。 海外勤務も含めた27年のメガバンク勤務や当局の審議会で得た「金融全般の知識」そして「考えてきたこと」も、出来る限り供与したい。 (経済学博士・エコノミスト・元三菱東京UFJ銀行)
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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最終的な目標は、国際金融・経済の常識的な知識を身に付け、「日本経済新聞」をしっかり理解できること。 「テキスト」の内容を身につけることは、前提・必須である。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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試験(持ち込み一切不可)による評価。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト『通貨経済学入門(第2版)』宿輪純一(日本経済新聞出版社)2015年2月刊 テキスト『円安VS円高―どちらの道を選択すべきか(第2版)』 宿輪純一・藤巻健史(東洋経済新報社)2013年刊 テキスト『(題名未定)』宿輪純一・櫻川昌哉(東洋経済新聞社)2015年刊(近刊) 参考文献『アジア金融システムの経済学』宿輪純一(日本経済新聞出版社)2006年刊
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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テキスト及び参考文献の読み込み。 日本経済新聞の毎日の読み。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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当日の「日本経済新聞」は、必ず読んで、持ってくること。 講義は基本的に双方向でも行い、またツールとしてFacebookなども使用し多面的な講義としたい。 講義に対する真剣さと常識的な節度は前提である。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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この講義では、①当日の「日本経済新聞」の重要記事の解説、②国際経済金融情勢の解説、③国際金融の重要事項解説、④教科書の輪読、と4パートに分けて実施する。 <重点項目の内容> 【第1回】 イントロダクション 【第2回】 現在の国際経済・金融の考え方 【第3回】 日経新聞の読み方 【第4回】 経済・金融市場の変動 【第5回】 金融政策と通貨 【第6回】 経済成長と通貨 【第7回】 国債・財政と通貨 【第8回】 国際収支と通貨 【第9回】 通貨危機の仕組み 【第10回】 日本銀行の金融政策 【第11回】 商品市場と通貨 【第12回】 通貨の基本的性質 【第13回】 通貨の起源 【第14回】 総復習 【第15回】 まとめと時間内試験
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