Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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日本と国際金融 I 宿輪 純一
選択  2単位
【経営】 15-1-1110-3747-23A

1. 授業の内容(Course Description)

 大きく動く最近の「国際金融(市場)」は、従来と比べ本質的に変化しており、常識的といわれた経済・金融の考え方は通用しない。国際金融はもとより、国際経済・マクロ経済を、実践的に分かり易く説明し、その内容を身に付けていただくことを目的とする。そして、それは就職活動にも効果があることは言うまでもない。この講義では、①当日の「日本経済新聞」の重要記事の解説、②国際経済金融情勢の解説、③国際金融の重要事項解説、④教科書の輪読、と4パートに分けて実施する。 
 海外勤務も含めた27年のメガバンク勤務や当局の審議会で得た「金融全般の知識」そして「考えてきたこと」も、出来る限り供与したい。
 (経済学博士・エコノミスト・元三菱東京UFJ銀行)

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 最終的な目標は、国際金融・経済の常識的な知識を身に付け、「日本経済新聞」をしっかり理解できること。
 「テキスト」の内容を身につけることは、前提・必須である。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 試験(持ち込み一切不可)による評価。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト『通貨経済学入門(第2版)』宿輪純一(日本経済新聞出版社)2015年2月刊
 テキスト『円安VS円高―どちらの道を選択すべきか(第2版)』 宿輪純一・藤巻健史(東洋経済新報社)2013年刊
 テキスト『(題名未定)』宿輪純一・櫻川昌哉(東洋経済新聞社)2015年刊(近刊)
 参考文献『アジア金融システムの経済学』宿輪純一(日本経済新聞出版社)2006年刊

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 テキスト及び参考文献の読み込み。
 日本経済新聞の毎日の読み。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 当日の「日本経済新聞」は、必ず読んで、持ってくること。
 講義は基本的に双方向でも行い、またツールとしてFacebookなども使用し多面的な講義としたい。
 講義に対する真剣さと常識的な節度は前提である。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

 この講義では、①当日の「日本経済新聞」の重要記事の解説、②国際経済金融情勢の解説、③国際金融の重要事項解説、④教科書の輪読、と4パートに分けて実施する。  
 <重点項目の内容>
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 現在の国際経済・金融の考え方
【第3回】
 日経新聞の読み方
【第4回】
 経済・金融市場の変動
【第5回】
 金融政策と通貨
【第6回】
 経済成長と通貨
【第7回】
 国債・財政と通貨
【第8回】
 国際収支と通貨
【第9回】
 通貨危機の仕組み
【第10回】
 日本銀行の金融政策
【第11回】
 商品市場と通貨
【第12回】
 通貨の基本的性質
【第13回】
 通貨の起源
【第14回】
 総復習
【第15回】
 まとめと時間内試験