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授業の内容(Course Description) |
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前期「スポーツ原論Ⅰ」では、世界共通の文化である「スポーツの起源」から近代スポーツ発祥までをスポーツ史的側面より学んだ。後期「スポーツ原論Ⅱ」では、イギリスで生まれた「アマチュアリズム」が時代と共に崩壊して行く過程を歴史の必然性と共に学ぶ。また、近代オリンピックの開幕・発展の詳細を探求することにより現代スポーツが内包する今日的な課題「ドーピング」、「指導者よりの体罰」、「ジェンダー問題」、「勝利至上主義の弊害」、「加熱するスポーツ商業化の課題」など具体的な事例を交え理解度を深める。 今後「スポーツ社会論」「スポーツ経営論」を学ぶ学生には「スポーツの基礎」としての本講座受講は必須。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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スポーツ全般に関する基礎的な知識を先ずは習得する。また、近代スポーツの課題「近代化と大衆化」「ナショナリズム」「スポーツの商業化」「五輪での国家間メダル競争」などに付いてもその時代背景と共に習得する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席 :7割以上の出席を前提とする。出席点として30点 レポート:期中に2回の課題レポート提出 20点 期末試験:50点満点(持ち込み不可) 以上を総合的に評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:『概説スポーツ』岡野 進著(創文企画) 参考文献は授業内にて紹介します。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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毎回のテーマに沿って自己の仮説を持って授業に参加して欲しい。 「スポーツ原論Ⅱ」の履修者は前期「スポーツ原論Ⅰ」を履修することが望ましい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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スポーツに先ず興味を持って欲しい。「2020年東京オリンピック招致成功」に依り日本のスポーツ界がどう変化したか?昨年のソチ冬季オリンピックやブラジルW-CUPの日本選手の活躍に何故日本の国民が熱狂したのか?スポーツの力とは何か?又 競技会・甲子園大会の最初に行う「選手宣誓」は何を意味するのか? 「スポーツマンシップ」とは極論すれば何か?など日常的な課題に対しても興味を持つこと。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス、授業の進め方、評価方法、留意点 【第2回】 前期の振り返り 【第3回】 スポーツの近代化と大衆化 【第4回】 近代オリンピックの光と影 【第5回】 世界のスポーツメーカー 【第6回】 スポーツと遊び 【第7回】 スポーツマンシップと人間形成 【第8回】 スポーツと国家 【第9回】 学校教育の中のスポーツ 【第10回】 企業とスポーツ(その1) 【第11回】 企業とスポーツ(その2) 【第12回】 スポーツと健康 【第13回】 スポーツ実務者よりの講演 【第14回】 プロスポーツの出現 【第15回】 纏めと後期末テスト
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