Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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簿記原理A 松本 ゆかり
選択必修  2単位
【観光経営】 15-1-1120-3408-27A

1. 授業の内容(Course Description)

 簿記は企業活動を記録・計算・整理するための技術である。簿記はあらゆる企業にとって不可欠なツール(道具・手段)であるが、用語やルールなど専門知識が必要となる。
 本講義では、簿記の基本的な考え方を身につけ、帳簿の作成から貸借対照表、損益計算書の作成まで一通りの簿記の流れを理解し、実践することができるようになることを目標とする。また、希望者は、これらの知識と技能を修得した証明として、7月に実施される全国経理教育協会の簿記能力検定4級の取得を目指す(本学で実施する予定)。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ・貸借対照表と損益計算書の関係を理解する
 ・基本的な仕訳をきることができる
 ・一通りの手続きの流れを理解し、帳簿への記入ができる
 ・6桁精算表を作成することができる

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 定期試験(60%)と2回の小テスト(40%)で評価する。
 なお、上記の全経簿記4級を取得したものには、Bを与える。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 新田忠誓他著『エッセンス簿記会計』(最新版)森山書店

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 自らの理解を定着させるため、授業内容を各自復習すること。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 ・計算機(電卓)を持参すること。
 ・秋学期に開講される簿記原理Ⅱは本講義の内容を前提として進めるため、簿記原理Ⅱの履修を考えている学生は、必ず受講すること。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス:授業の進め方や受講上の留意点など
【第2回】
 貸借対照表と損益計算書:利益の計算とそれぞれの構造
【第3回】
 簿記一巡と仕訳のルール
【第4回】
 基本的な仕訳
【第5回】
 小テスト①
【第6回】
 仕訳帳への記入 
【第7回】
 元帳への転記 
【第8回】
 試算表の作成
【第9回】
 6桁精算表の作成
【第10回】
 小テスト②
【第11回】
 現金預金の取引:現金出納帳、当座預金出納帳
【第12回】
 商品売買の取引:分記法、仕入帳と売上帳-営業の把握-
【第13回】
 帳簿決算
【第14回】
 損益計算書(損益勘定)と貸借対照表(残高勘定)の作成
【第15回】
 授業の総括
 ※授業の状況により、予定が変更になる場合がある。