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授業の内容(Course Description) |
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簿記は企業活動を記録・計算・整理するための技術である。簿記はあらゆる企業にとって不可欠なツール(道具・手段)であるが、用語やルールなど専門知識が必要となる。 本講義では、簿記の基本的な考え方を身につけ、帳簿の作成から貸借対照表、損益計算書の作成まで一通りの簿記の流れを理解し、実践することができるようになることを目標とする。また、希望者は、これらの知識と技能を修得した証明として、7月に実施される全国経理教育協会の簿記能力検定4級の取得を目指す(本学で実施する予定)。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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・貸借対照表と損益計算書の関係を理解する ・基本的な仕訳をきることができる ・一通りの手続きの流れを理解し、帳簿への記入ができる ・6桁精算表を作成することができる
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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定期試験(60%)と2回の小テスト(40%)で評価する。 なお、上記の全経簿記4級を取得したものには、Bを与える。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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新田忠誓他著『エッセンス簿記会計』(最新版)森山書店
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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自らの理解を定着させるため、授業内容を各自復習すること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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・計算機(電卓)を持参すること。 ・秋学期に開講される簿記原理Ⅱは本講義の内容を前提として進めるため、簿記原理Ⅱの履修を考えている学生は、必ず受講すること。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス:授業の進め方や受講上の留意点など 【第2回】 貸借対照表と損益計算書:利益の計算とそれぞれの構造 【第3回】 簿記一巡と仕訳のルール 【第4回】 基本的な仕訳 【第5回】 小テスト① 【第6回】 仕訳帳への記入 【第7回】 元帳への転記 【第8回】 試算表の作成 【第9回】 6桁精算表の作成 【第10回】 小テスト② 【第11回】 現金預金の取引:現金出納帳、当座預金出納帳 【第12回】 商品売買の取引:分記法、仕入帳と売上帳-営業の把握- 【第13回】 帳簿決算 【第14回】 損益計算書(損益勘定)と貸借対照表(残高勘定)の作成 【第15回】 授業の総括 ※授業の状況により、予定が変更になる場合がある。
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