Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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グリーンツーリズム論 宍戸 信一
選択必修  2単位
【観光経営】 15-1-1130-1780-02A

1. 授業の内容(Course Description)

 グリーン・ツーリズムとは「滞在型の都市と農山漁村との交流」を用いた地域活性化策の一つです。地域連携のもとで地域回遊を促すための機能分担を学ぶことにより、地域にもたらす経済的活性化や社会的活性化への仕組みを理解し、農家民宿や農産物直売所、農家レストランといった活性化のための手段について映像をまじえ効果的に学んでいきます。特に、グリーン・ツーリズム事業を行う受け入れ地での「農家民宿」の役割を通じ、体験型教育旅行についても総合的に学習します。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 近年、観光行政を行う全国の都道府県や市町村の担当セクションにおいてグリーン・ツーリズムを用いた観光を展開する事例が増えてきています。全国的なグリーン・ツーリズムにおける規制緩和等の流れを理解し、今後の観光を考えていきます。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 平常点(50%)
 定期試験(50%)期末試験欠席者は、0点の評価となります。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト・参考文献は授業ごとに配布します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 農家民宿や農家民泊のキーワードはネット検索やテレビの旅番組でも多数登場します。積極的に検索して学習に役立てて下さい。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 グリーン・ツーリズムを用いた国民運動として「子ども農山漁村交流プロジェクト」が文部科学省・総務省・農林水産省の連携事業で行われています。この取り組みを活かした観光の展開が今後急務となります。是非内容を理解し今後に役立てて下さい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 授業方針および講義計画
【第2回】・【第3回】
 日本型グリーン・ツーリズムについて
【第4回】・【第5回】
 グリーン・ツーリズムにおける社会的活性化と経済的活性化について
【第6回】・【第7回】
 グリーン・ツーリズムにおける機能分担
【第8回】・【第9回】
 農家民宿が果たす役割について
【第10回】
 全国の農家民宿の事例
【第11回】・【第12回】
 農家民宿開業に係る諸規制と規制緩和について
【第13回】
 農家民宿の開業プロセス
【第14回】
 全体総括
【第15回】
 まとめ、試験