Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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外国地誌A 有馬 貴之
選択必修  2単位
【観光経営】 15-1-1130-3751-25A

1. 授業の内容(Course Description)

 世界には多くの地域が存在します。それらを理解するためには、それぞれの地域が世界の何処にあるのかという知識と共に「何故そこに位置しているのか」、「そこでどのような現象がみられるのか」を考えることが重要です。本講義では特に世界の各地域を対象にして、観光地や観光資源の分布、およびそれぞれの場所で生じている自然と文化の関連性について学びます。例えば、ピラミッドの多くはなぜナイル川周辺に建立されたのでしょうか。そんな謎に迫ります。
 本講義では世界の観光地や観光資源を題材に、各々の場所で生じている自然や文化、およびその関連性を学び、その貴重性を知ることを目的とします。世界の観光地について深く知ることができれば、新しい視点で海外旅行を楽しむ事もできます。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 本講義の到達目標は主に以下の2点です。
  ・世界各地の地域や観光地、観光資源などを把握している。
  ・それぞれの地域や観光地の特性を、自然環境や人文環境、およびその関連性から説明できる。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 成績は以下の2つで評価します。
  ・中間テスト
  ・期末テスト

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキストは特に指定しませんが、講義内容に興味を持った場合、以下の書物が参考になるでしょう。
 参考文献
  帝国書院 2012.『旅に出たくなる地図 世界』 帝国書院。
  世界遺産検定事務局 2013.『はじめて学ぶ世界遺産100』 マイナビ。
  世界遺産検定事務局 2013.『はじめて学ぶ世界遺産300』 マイナビ。
  杉谷 隆ほか 2005.『風景のなかの自然地理』 古今書院。
  江口 旻ほか 2008.『図説 自然と環境』 古今書院。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 本講義では世界の色々な地域や場所を取り扱います。旅行では海外にも目を向けるようにし、ガイドブックやテレビ番組等を、日頃から見る事を心掛けておくと良いでしょう。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 本講義は旅行業務取扱管理者資格の海外観光地理の復習や、世界遺産検定の受験にも参考になるよう配慮しています。
 また、観光地理学Ⅰ・観光地理学Ⅱ・日本地誌Ⅰ・日本地誌Ⅱ・外国地誌Ⅱと共に受講すると、観光地の地理学的理解、地誌学的理解をより深められます。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 【ガイダンス】
【第2回】
 地名と町並みの歴史 in ヨーロッパ(ドイツ)
【第3回】
 牧畜と景観 in ヨーロッパ(フランス)
【第4回】
 漁業と火山 in ヨーロッパ(アイスランド)
【第5回】
 人間と動物 in アフリカ(エチオピア)
【第6回】
 河川と文明 in アフリカ(エジプト)
【第7回】
 宗教と文明 in 中東(エルサレム)
【第8回】
 【中間テスト】
【第9回】
 遊牧と文化 in アジア(モンゴル)
【第10回】
 民族と歴史 in アジア(マレーシア)
【第11回】
 自然と保護 in オセアニア(オーストラリア)
【第12回】
 都市とビジネス in 北アメリカ(アメリカ)
【第13回】
 農業と土地 in 南アメリカ(ウルグアイ)
【第14回】
 気候と産業 in 南アメリカ(ペルー)
【第15回】
 まとめと【期末テスト】