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授業の内容(Course Description) |
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少子高齢化に伴い、介護や医療はもとより、空き家問題、シャッター通り商店街問題など自治体を取り巻く環境は厳しさを増しています。 こうした事態に対処するため、自治体は、平成の地方分権で増大した権限を活用して、主体的、積極的にさまざまな工夫をこらして取り組んでいます。 自治体の主体的、積極的な活動について、警察活動、消防・救急・防災活動、教育などを取り上げ、具体的に説明します。 さらに、最近のホット・イシュー(熱い話題)の地方創生についても、その目的、手段、効果などについて研究します
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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地方自治体の運用実態や具体的な事例を通じて、問題点などを把握し、地方自治の仕組みをより身近なものとして理解できるようにする
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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テストに出席と受講態度を加味して評価する。 テストは、それぞれ3分の1程度の割合で、True or False(本当か嘘か)問題、穴埋め問題、テーマについての記述問題とする。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:平谷英明 著『一番やさしい地方自治の本(第1次改訂版)』学陽書房 参考文献:芝池義一 著『行政法読本(第3版)』 有斐閣
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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講義の終わりに、次回の講義個所を連絡するので、テキストなどの関連情報を事前にチェックしておいてもらいたい。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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新聞などの行政に関する記事や裁判記事について、目を通すように努めてもらいたい。 質問は随時受け付けるので、積極的に質問してもらいたい
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 地方自治法のフレーム(前期のまとめ)、地方分権より権限と責任がともに増加 【第2回】 地方自治を取り巻く新しい動き 【第3回】 警察の活動、警察官職務執行法、青少年健全育成条例など 【第4回】 暴力団対策法。暴力団排除条例、暴走族追放条例など 【第5回】 消防の活動、消防法、消火・防火活動 【第6回】 救急救助活動、コール・トリアージ、防災・減災活動 【第7回】 安全・安心のまちづくり 【第8回】 地方創生のポイント 【第9回】 地域おこし、観光振興 【第10回】 まちづくり活動、地元企業の振興 【第11回】 景観保護、空き家、ごみ屋敷対策 【第12回】 教育委員会の活動、生涯教育 【第13回】 教育基本条例、君が代起立条例 【第14回】 自治体の選挙についての考察 【第15回】 まとめ
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