1. |
授業の内容(Course Description) |
|
労働法における基本的知識(※「労働法Ⅰ」で学んだこと。もっとも、「労働法Ⅰ」を履修していなくても、授業の講義中に必要な情報は説明しながら進みますので安心して下さい。)を前提として、現代における労働問題について考えます。 そもそも「労働問題」とは何か?困ったときの対処法、知っていたら必ず役に立つ情報など、実際に働き始めたら役立つようなテーマを中心に学習します。 授業においては、実際にあった労働事件(判例・裁判例)を紹介します。裁判所は、どのように判断したのか、それは果たして、私たちの感覚と一致するものかといったことについても一緒に考えてみましょう。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
労働問題のバラエティを知ること及びその解決能力を身に着けることを目標とします。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
・6回以上の欠席で期末試験の受験資格はないものとします(救済措置としてのレポート等はありません。)。 ・就職活動、公欠(部活の試合や引率)、通院等、合理的な理由がある場合は、所定の届出や証明するものがあれば、出席としますので、すぐに申し出て下さい。 ・出席は、原則として、IDカードの打刻によって確認します。カードを忘れた場合は、出席カードを書いてもらいますが授業を受けずに退室をしたときは、欠席とみなしますので注意して下さい。 ・たまに、出席カードや授業の感想等を書いてもらいます。良い意見や鋭い質問があれば、加点します。 ・最終的な成績は、期末試験の点数と授業態度(意見や質問など)で決定します。 ・積極性や授業中のマナーも授業態度として評価の対象とします。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
テキスト:『労働法講義(平成25年度版)』後藤邦春・著 参 考 書:『問答式法律相談(労働法編)』後藤邦春・著 ※試験においては、テキストは、持ち込み可です。テキストに書き込みをしても構いませんが、参考書とレジュメの持ち込みは不可です。授業は、テキストに沿って進みます。
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
特にありません。ニュースなどに興味を持つとよいと思います。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
「労働問題」は、働く人たちにとっては、いつでも生じうる問題です。職場で困ったことがあったらどうしたらいいか、アルバイト中のことなど、具体的な状況を思い浮かべながら聞いて頂けると分かりやすいと思います。 「労働法Ⅰ」(春期)と「労働法Ⅱ」(秋期)は、併せて履修することをお勧めします。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 ガイダンス、授業について 【第2回】 労働契約から見た労働問題 (労働条件と就業規則) 【第3回・第4回】 サービス残業(労働時間と賃金) 【第5回・第6回】 職場におけるハラスメント①② 【第7回~第9回】 職場におけるメンタルヘルス①~③ 【第10回】 懲戒制度 【第11回~第13回】 ブラック企業について 【第14回】 就職活動について(仮) 【第15回】 まとめと期末試験
|