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授業の内容(Course Description) |
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本特講では、経営学理論を踏まえた上で、ファシリティマネジメント及びアセットマネジメントの概念および手法を理解する。その後、適切な観光施設(ホテル、テーマパークなど)をとりあげ、事例研究を行う。事例研究を行う際は、個人、またはグループで研究内容をまとめ、発表および議論を行う。 またこの特講I およびIIでは、観光をどのように調べ、何を明らかにするのかについての手法を学ぶ。このために、文献を読んで紹介したり、希望者にはフィールドワークを指導し、研究のまとめ方やレポートの作成も学ぶことをとおして「修士論文の書き方」につなげたい。なお、観光分野の実務家を外部講師として招きして講義を行うこともある。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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本講義をとおして、経営学的手法を用いた観光研究の方法を学び、レポートや論文の書き方を理解する。具体的な到達目標は下記のとおりである。 ①経営学理論および研究手法を理解する ②ファシリティマネジメントの概念および手法を理解する ③研究レポートや論文の書き方が理解できる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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評価は、出席が50%、各学期最低2回の発表の出来栄えが30%、質疑応答への参加が20%の配分によって総合的に評価する。質疑応答に積極的に参加することを参加者の最も重要な役割とし、担当者や他の参加者の発表を聞くだけでまったく発言しない場合は、他の項目が満点でもC評価とする。出席しても、私語によって授業を妨害する学生の単位は認定しない。私語に対しては厳しく対処するので十分注意してほしい。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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下記の4冊の参考書を用いる。これらの参考書の内容がこの演習の基礎知識となるので、各自自主的に学習すること。特に、できれば③は所持した方が望ましい。 ①泉忠著『90分でコツがわかる!論文&レポートの書き方』青春出版社 ②澤田 昭夫 著『論文の書き方』講談社学術文庫 ③伊丹 敬之・加護野 忠男 著『ゼミナール経営学入門 第3版』日本経済新聞社 ④フィリップ・コトラー 著、和田充夫監訳『マーケティング原理 第9版』ダイヤモンド社
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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予習と復習に役立てるために、また受講生が講義の内容の理解を深め、知識を整理するために参考図書の講読を薦める。自分で選んだ事例研究を継続的に取り組んでもらう。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業のなかで教員と学生の間の討論を期待する。講義の流れは概ね以下の通りであるが、進行状況によっては変更することがある。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス・観光施設経営の概論 【第2回】 経営学理論と研究方法④ 【第3回】 経営学理論と研究方法⑤ 【第4回】 経営学理論と研究方法⑥ 【第5回】 観光施設の事例研究③ 【第6回】 観光施設の事例研究④ 【第7回】 ファシリティマネジメントの概念と手法③ 【第8回】 ファシリティマネジメントの概念と手法④ 【第9回】 アセットマネジメントの概念と手法③ 【第10回】 アセットマネジメントの概念と手法④ 【第11回】 ファシリティマネジメントの事例研究③ 【第12回】 ファシリティマネジメントの事例研究④ 【第13回】 アセットマネジメントの事例研究③ 【第14回】 アセットマネジメントの事例研究④ 【第15回】 まとめと評価
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