1. |
授業目標 |
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現代社会において技術者として働くために、その社会的役割の認識を深め、自分なりの勤労観、職業観をもつことが必要です。そこで、科学技術者の社会に果たす役割について認識を深め、社会・経済状況や産業界の状況などの基本的事項、及び社会において求められる人間像について理解し、働くことの意義やインターンシップの意義について考察できるようにします。 また、様々なテストなどを併用し、自分自身の能力や価値観などについて、自分自身を見つめる契機をもてるようにします。外部講師を招いて話をお聞きします。 さらに、職業や業界について詳細に調べて、自分の方向性を考えます。 グループワークを行い、理解を深め、コミュニケーション能力の向上もめざします。
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2. |
授業概要 |
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産業界において科学技術者の役割が非常に大きくなってきています。特に技術者として働くためには、技術的知識や技能を高め自己実現を求めるだけではなく、科学技術の社会に果たす役割について認識し、職業を通して自分の社会的役割を考えること、あるいは仕事を通していかに社会に貢献していくのかについて考えて行くことが重要です。また、生涯発達の観点からは、大学の時期は、学生が学校生活を離れて職業生活に入る移行期にあたり、キャリア発達のための非常に重要な時期です。 具体的には、技術者としての社会的役割の認識や勤労観、職業観を持てるようにするために、科学技術の社会に果たす役割について考え、社会・経済状況や産業界の状況などの基本的事項、および、社会において求められる人間像について理解し、働くことの意義やインターンシップの意義について考察していきます。 さらに、様々なテストなどを併用し、自分自身の能力や価値観などについて、グループやペアの協同学習を行いながらすすめます。ポートフォリオを作成し、自己学習を深めます。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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大学生の就職状況や社会・経済状況に関心を持って、調べてみましょう。 授業の前に、LMSに掲載している事前課題をやっておきましょう。
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4. |
授業計画 |
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【第1回】授業のガイダンス 授業のガイダンスとアンケートを実施します。 【第 2 回】キャリアプランニングの意義について学びます。 【第 3 回】自分の特徴を知る1 自分の価値観を学びます。 【第 4 回】自分の特徴を知る2 適性テストに回答して自分の特徴を知ります。 【第 5 回】自己PRの作成 自己の長所・短所などから自己PRを作成します。 【第 6 回】自己表現の方法 自己表現を効果的に行うことに必要な事項を学び、発表を行います。 【第 7 回】職業と業界研究1 日本の職業構造や分類について詳しく調べてみましょう。 【第 8 回】職業と業界研究2 業界について調べ、自分の希望する業界の地図をつくってみましょう。 【第 9 回】職業と業界研究3 特に興味のある業界について具体的に調べて、自分の方向性を考えましょう。 【第10回】職業と業界研究4 調べた内容について発表をします。 【第11回】自分の職業能力について SPIを受験します。 【第12回】社会で求められる人材像について 社会で求められる人間像を理解します。 【第13回】働くことの意義について 本学部の現状と先輩の体験を聞きます。 【第14回】社会に出るために必要な日本語力 効果的な文章を書くことを学びます。 【第15回】自分の将来像を考える 自分の将来像について考え、今後の自分の取り組むべき課題を考えます。
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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1.次の軸で中間自己評価をしてもらいます。 ・自律的な学びの意識、姿勢を育むことができたか ・ものの見方、考え方が広がり、深まったか ・グループワークに積極的に参加することができたか ・積極的に発表に取り組めたか 2.次の課題についての最終レポートの作成をしてもらいます。 ・自分の将来のキャリアを形成するために、自分なりの勤労観・職業観について考えたこと ・現在の社会・経済状況をふまえた上で、卒業後の自分のキャリア形成を念頭においた将来の具体的な目標についてこれら2つとその他授業中に提出したレポートを併せて評価とします。
評価については、これらのレポートによって行います。 最終レポート(30%)、中間自己評価レポート(30%)、その他授業中に提出したレポート(40%)
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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教科書『大学生のためのライフキャリアデザイン』榎本和生 横山明子編著 (株)さんぽう 『みがこう、あなたの日本語力』川本信幹 東京書籍 さらに、資料については、授業時に配布し、LMSに掲載します。
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7. |
その他 |
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3年生のみ履修可能です。必修ではないが就職希望の学生はできるだけ履修してください。
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