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授業目標 |
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ガソリンエンジンについて次の内容を理解させることを目標とします。 (1)レシプロエンジンの基本構造・作動原理・各部名称。 (2)分解・組付け・調整方法。
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2. |
授業概要 |
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試運転台に取付けられた、実際に運転可能な状態の自動車用ガソリンエンジンを部品の構成・作動を説明しながら分解していきます。分解した部品はその都度、点検や測定作業を行いエンジンの状態を確認していきます。組付け後は正常に運転するよう調整・診断を行います。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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毎回事前に教科書をよく読んで予習して下さい。特に部品名称と機能については、ある程度理解しておくことが望ましいです。 全授業に関して実習内容のレポートを作成して下さい。
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4. |
授業計画 |
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第 1 回:安全作業の心得、エンジンの概要説明、燃料・冷却系等の切り離し 第 2 回:電気装置の取り外し、コンバータハウジング、トルクコンバータの取り外し、エンジンスタンドへ設置 第 3 回:補機部品の取り外し。タイミングチェーンの取り外し 第 4 回:シリンダヘッド、カムシャフト、吸排気バルブの取り外し 第 5 回:ピストン、メインベアリング、クランクシャフトの取り外し 第 6 回:各部品洗浄、名称確認 第 7 回:各部構造・作動確認 第 8 回:点検、測定、良否判定 第 9 回:点検、測定、良否判定 第10回:メインベアリング、ピストン、クランクシャフト組付け 第11回:シリンダヘッド、吸排気バルブ、カムシャフト、タイミングチェーン組付け 第12回:補機部品、トルクコンバータ、コンバータハウジング組付け、試運転台へ設置 第13回:電気装置取付け、燃料・冷却系等組付け 第14回:調整・診断作業 第15回:定期試験、まとめ
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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期末試験(50%)、課題レポート(50%)とし、授業態度を減点方式で評価します。授業態度とは授業初日に配布する「実習作業の心得」を守ることです。 なおレポートは、A4用紙縦に横書きでボールペンを使用し、全実習に対して1回の実習ごとに内容・課題等をまとめ表紙に学籍番号・氏名を記入して定期試験日に提出して下さい。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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教科書:「自動車整備工具・機器」全国自動車整備専門学校協会発行、国土交通省自動車交通局推薦「三級自動車ガソリンエンジン」「二級ガソリン自動車・二級ジーゼル自動車エンジン編」日本自動車整備振興会連合会発行、国土交通省自動車交通局監修 教材:1300cc水冷4サイクル直列4気筒ガソリンエンジン、分解・組み立てに必要な各種専用工具、各種測定器類
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7. |
その他 |
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実習は全て出席することが必要です。遅刻・欠席・早退のチェックを厳密に行います。 レポート用紙やノート等は各自で用意して下さい。実習では、事前に購入した全員同一仕様のユニフォーム・帽子・安全靴を着用し、各自の工具を使用します。
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