Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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数理統計学1(Mathematical Statistics 1) 小林 靖之
2年 後期 専門科目選択 1単位
【航空・後】 15-1-0295-1978

1.
授業目標

数理統計学の基礎の習得を目標とします。
具体的には、記述統計・確率を理解した後、確率分布の概念と様々な離散型確率分布の理解を目指します。

2.
授業概要

数理統計学は様々な分野のデータの理解・推測に欠かせない素養です。
この授業では、最初に統計データの特徴を把握するために記述統計を学びます。続いて推測統計を理解する準備として、確率と確率分布の概念、数理統計学で重要な様々な離散型確率分布を学びます。

3.
準備学習(授業時間外の学習)

授業で随時配布する課題レポートを必ず解いて下さい。
難しい場合は周りの人と一緒に考えても構いませんし、講師にも質問して下さい。
本授業では確率の基礎を扱いますので、確率が苦手であれば高校数学の該当部分を十分に復習して下さい。
学んだ知識を用いてパソコンの表計算ソフトウェア等で実際のデータを解析することも勧めます。

4.
授業計画

【第1回】イントロダクション
     記述統計(1) 1変数データ
【第2回】記述統計(2) 2変数データの相関関係
【第3回】記述統計(3) 2変数データの回帰分析
【第4回】確率の基礎(1) 場合の数・確率の定義
【第5回】確率の基礎(2) ベイズの定理・事象の独立
【第6回】確率分布(1) 離散型確率分布とは
【第7回】確率分布(2) 様々な離散的確率分布
【第8回】期末試験、まとめ
理解状況に応じて授業の進捗を変更する場合があります。

5.
成績評価の方法、基準

2/3以上の出席率と、随時配布する課題レポートの全提出の2条件を満たした場合に、
期末試験:80%、レポート評価結果:20%
で評価します。
上記2条件を満たさない者には、定期試験の受験資格を与えません。
なおレポート評価結果において、各レポートの〆切の遅延に対し減点します。
原則として再試験を実施しません。

6.
使用テキスト及び使用教材

教科書:
 馬場・久池井「統計学キャンパスゼミ」マセマ出版社
参考書:
 「基礎統計学Ⅰ 統計学入門」東京大学出版会
 石村園子「やさしく学べる統計学」共立出版

7.
その他

関数電卓を用意して下さい。
LMSも利用する予定です。
引き続いて数理統計学2の受講を強く希望します。