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授業目標 |
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航空宇宙工学科で学んだ工学の基礎知識を実社会で生かして活躍してもらうため、「学んだ知識を使える知識とすること」を狙いとしています。工学基礎に関連して「化学」、4力学の中から「熱力学」、「固体の力学」を取り上げ、さらに「航空機力学」に関する演習問題を解き、基礎力を養います。理工学部卒業生として実社会で活躍するためには、英語の力(特に生きた技術英語に慣れること)がますます必要になってきていますので、航空工学に関連する技術英文のヒアリング練習を行います。
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2. |
授業概要 |
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演習形式です。毎回、問題を配布、時間内で解答し提出します。また、各種試験にも役立つような「基礎科目」を演習形式で取り上げます。1回目から3回目では、化学の基礎問題、4回目から7回目までは推進工学・熱力学の基礎を中心に精選された問題(英語での問題もあります)を解きます。第8回~第10回は航空宇宙工学に関する英文専門書を使い、技術英語のヒアリング能力を高めます。第11回~第12回は固体の力学の基礎問題、第13回~第15回は航空機力学の基礎問題(飛行性能、飛行特性に関した問題)、に取り組みます。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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化学、空気力学、熱力学、航空機力学に関してこれまでに受講した講義ノートや教科書を開き、基本的な法則や物理的概念について理解しているか確認しておきましょう。また、教科書の章末に掲載している練習問題を解き、どのようなことが問われているか確認しましょう。
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4. |
授業計画 |
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次の第1~3回の担当は山田 智です。 1 化学の基礎問題1(物質量、化学反応式) 2 同 2(結合エネルギーと反応熱、濃度) 3 同 3(試験) 第4~7回の担当は橋本 敬三です。 4 熱力学の基礎問題1(熱力学の状態量、カルノーサイクル) 5 同 2(オットーサイクルとディーゼルサイクル) 6 同 3(サバテサイクルとブレイトンサイクル) 7 同 4(スターリングサイクルの逆サイクル、ポリトロープ変化) 第8回~10回の担当は大森 隆夫です。 8 航空宇宙工学英文専門書のヒアリング1(ピトー管の原理、翼まわりの非圧縮性流れ) 9 同 2(円柱まわりの流れとレイノルズ数) 10 同 3(翼の揚力特性、誘導抗力) 第11回~第12回の担当は平本 隆です。 11 固体の力学1(負荷荷重と応力、フックの法則、剛性とひずみ) 12 固体の力学2(静定はりの曲げ、断面特性、曲げ応力、曲げ剛性) 第13回~第15回の担当は米田 洋です。 13 航空機力学の基礎問題1(飛行性能) 14 同 2(運動方程式と安定微係数) 15 同 3(飛行特性)
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成績評価の方法、基準 |
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演習ごとに採点をし、それらの結果を総合して成績評価をします。基本的に毎回合格点(60点)以上をとる必要があります。欠席のままでは0点になります。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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予定表に沿って、教科書、参考書、英和辞典、ノート、配布資料などを持参しましょう。ただし演習時間中の貸借は原則できないので留意して下さい。演習問題用紙、解答用紙(指定用紙については教員の指示で変更することがある)。LMSを利用して予習、復習をして下さい。
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7. |
その他 |
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予定表を第1回目の演習時間に配布します。 第8回~第10回は英語技術文書のヒアリングを行いますので、遅れて講義室に入室すると聴き取りに支障が出ます。授業開始前に着席し待機するように願います。
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