| １． |
授業目標 |
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物質は原子や分子が集まって出来ています。分子の集まり方が異なると、物質の性質も異なります。また、様々な物質が混ざり合うと、純粋な物質には見られなかった性質が現れてきます。このような現象はどのように説明できるのでしょうか。化学２では、溶液の性質や、基本的な化学反応である、中和反応や酸化還元反応を学ぶとともに、反応速度に関する一般的な原理や熱力学の基礎についても学習します。また、様々な物質の性質を分析する方法の基礎にも触れます。 これらのことを学習することで、物質を通してバイオサイエンスの様々な分野を理解する基礎を作ることを目標にします。
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| ２． |
授業概要 |
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黒板を使って講義を進めますが、適宜練習問題を解いて理解を深めます。溶液の性質、酸と塩基、酸化と還元、反応速度論というような、化学の基本となる概念や法則を学習します。それに続いて熱力学の基本的な考え方を学習します。
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| ３． |
準備学習（授業時間外の学習） |
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化学１を履修していることを前提として講義しますので、化学１の内容をよく復習しておいてください。
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| ４． |
授業計画 |
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１．化学入門 種々の物理量の単位（ＳＩ単位系）と計算
２．溶液の性質１ 溶液の濃度（質量パーセント濃度、モル濃度）、溶解度
３．溶液の性質２ 希薄溶液の性質１（ラウールの法則、凝固点降下）
４．溶液の性質３ 希薄溶液の性質２（沸点上昇、浸透圧）
５．酸と塩基１ 酸塩基の定義、電離平衡、酸塩基の強さ（ｐＫａ）
６．酸と塩基２ ｐＨ、弱酸弱塩基のｐＨ、中和滴定
７．酸化と還元１ 酸化剤、還元剤、酸化還元反応、酸化数
８．酸化と還元２ 酸化還元電位と電池
９．反応速度１ 反応速度式と一次反応
１０．反応速度２ 反応速度と温度、濃度、触媒、アーレニウスの式
１１．熱力学入門１ 熱力学とは？、熱、仕事と内部エネルギー
１２．熱力学入門２ 熱力学第１法則、ＰＶ仕事、エンタルピー
１３．熱力学入門３ 熱力学第１法則、反応熱、ヘスの法則
１４．熱力学入門４ 熱力学第２法則、エントロピーと自由エネルギー
１５．まとめと試験
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| ５． |
成績評価の方法、基準 |
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講義のはじめに出席を兼ねて１０分程度の小テストを行います。成績は、定期試験８０％、小テスト２０％により評価します。また、欠席が５回以上の学生や、小テストの成績が３割未満の学生には、定期試験の受験資格を与えないことがあるので注意してください。
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使用テキスト及び使用教材 |
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教科書：『理系のための基礎化学』 増田芳男、澤田清編著、化学同人。化学１で使用したものです。本書の後半部分に沿って講義するので、必ず用意してください。
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| ７． |
その他 |
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●講義の初めに行う小テストに間に合わない場合は欠席とみなします。
●小テストは、マークシートで回答してもらいますので、ＨＢあるいはＢの鉛筆を用意してください。
●マークシートが読み取れない場合には、欠席や零点になることがあります。
●講義中の計算練習や小テストでは、関数電卓を使用します。安価なものでかまいませんので、必ず用意してください。
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