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授業目標 |
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様々な種類の材料で構成される生体機械としての我々の身体の構造と働きについて、主に材料学的・力学的観点から解説すると共に、医療現場で実際に用いられている医用生体材料の特性や問題点などを分野ごとに紹介します。それにより生体力学および医用材料に関する知識を増やし、理解を深めることを目標とします。
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2. |
授業概要 |
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次のような内容を学習します。 (1)生体材料ならびに各種医用材料の基本的性質 (2)生体各部に働く力とその解析手法
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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これまでに習った生物、物理、化学の教科書・ノートを読み返しておくこと。 また計算演習があるので基本的な関数(三角関数、指数関数、対数関数)を復習し、関数電卓に使い慣れておくこと。 また授業後は早めにノートの整理をするよう心がけてください。
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4. |
授業計画 |
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【第1回】 ガイダンス 【第2回】 機械としての生体 エネルギー、筋肉、骨格 【第3回】 生体材料の組成と機械的特性 【第4回】 医用材料1 金属系医用材料の歴史、種類、各種特性と問題点 【第5回】 医用材料2 医用材料の生体内劣化の問題、セラミックス系材料の特性 【第6回】 医用材料3 セラミックス系材料の種類、用途、問題点 【第7回】 医用材料4 高分子材料の種類、各種特性 【第8回】 医用材料5 高分子材料の実例、用途、問題点 【第9回】 身体運動と力学1 バイオメカニクス概説、力学の基礎、静的解析問題 【第10回】 身体運動と力学2 関節周りの力学、曲げ問題 【第11回】 身体運動と力学3 ねじり問題、身体運動の基礎 【第12回】 身体運動と力学4 粘弾性解析の基礎(1) 【第13回】 身体運動と力学5 粘弾性解析の基礎(2) 【第14回】 バイオメカニクスにおける分析法と計測法 【第15回】 問題演習と授業の総括
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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定期試験の成績で評価します。 定期試験は出席率によらず受けられますが、出席率が6割未満の学生には再試験を受ける資格を与えません。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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テキストは特に指定しません。必要に応じてプリントを配布します。
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7. |
その他 |
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関数電卓必携とします。 パワーポイントと板書を併用した授業となるので、着席位置は各自の視力聴力に合わせて工夫すること。
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