Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
生化学(Biochemistry) 内野 茂夫
2年 後期 専門科目選択 2単位
【バイオ・後】 15-1-0381-3732

1.
授業目標

「生化学」とは生命現象を生物学的・化学的側面から理解する学問です。本授業では、生体を構成する多種多様な有機化学物質の理解と、それらの物質の相互の連携からなる生命現象の理解を目指します。

2.
授業概要

基礎生化学で学んだ「生体を構成する基本的な物質」が機能する場としての「細胞」、ならびにその細胞の機能的な集合体である「組織・器官」について学習します。また、生命を維持する「遺伝情報の発現」について学習します。授業は、演習問題や小テストを取り入れ理解度を確認しながら進めます。

3.
準備学習(授業時間外の学習)

基礎生化学で学んだ「生体を構成する基本的な物質」と「エネルギー代謝」を事前に復習しておいて下さい。
各授業で行う演習問題・小テストを授業内容とあわせ復習して下さい。

4.
授業計画

第 1 回:生化学入門     基礎生化学の復習ならびに細胞の生化学
第 2 回:遺伝情報の発現1  核酸の構造、合成
第 3 回:遺伝情報の発現2  核酸の複製
第 4 回:遺伝情報の発現3  遺伝情報の転写と翻訳
第 5 回:蛋白質の生化学   蛋白質の合成、高次構造
第 6 回:演習とまとめ
第 7 回:情報伝達の生化学1 受容体
第 8 回:情報伝達の生化学2 酵素の分類、機能
第 9 回:情報伝達の生化学3 酵素の反応機構と活性調節
第10回:演習とまとめ
第11回:代謝の生化学1   情報伝達物質と細胞応答
第12回:代謝の生化学2   ホルモンと生体調節
第13回:代謝の生化学3   代謝の異常、疾患
第14回:生化学と生命科学  遺伝子工学・細胞工学・染色体工学技術の応用
第15回:定期試験とまとめ

5.
成績評価の方法、基準

定期試験の成績で評価します。定期試験は出席率によらず受けられますが、出席率が6割未満の学生には再試験を受ける資格を与えません。

6.
使用テキスト及び使用教材

教科書:『基礎からしっかり学ぶ生化学』山口雄輝編著、成田央著(羊土社)を中心として、必要に応じてプリントを配布します。各授業終了後、LMSに授業内容を掲載します。
参考書:
基礎的な内容の学習:『よくわかる生化学-分子生物学的アプローチ-』藤原晴彦 著(サイエンス社)
深い内容の学習:『理系総合のための生命科学(第3版)』東京大学生命科学教科書編集委員会篇(羊土社)

7.
その他