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授業目標 |
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最先端の医学と現代科学との関わり合いを知ろう。
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授業概要 |
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ケガや病気の治療から生まれた医学は、生物学の発展とともに進歩してきました。そして、現代医学は、分子生物学や化学・物理学とも融合した新しい領域にも進出し、成果を上げています。この医学概論では、そのような新しい医学分野の教育・研究を担当されている先生を7名お招きし、それぞれ1人1回1ないし2テーマずつ講義していただきます。最先端の医学と現代科学との関わり合いに新たな感動を覚え、これらの分野に挑戦してくれる若人が現れることを期待しています。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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科学啓蒙雑誌や新聞などで取り上げられた医学と絡む記事に興味を持ち、よく読んで最先端の医学と現代科学との関わり合いを理解するよう、普段から努力してください。また、講義終了後、各講師の先生に、講義の内容だけでなく、普段から気になっていることなどを質問し、理解を深める機会にしてください。
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授業計画 |
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1回あたり連続2校時の講義を7回予定しています。 担当していただく講師名とテーマ、開講日時は、後期ガイダンスの席で発表し、別途掲示でも周知させます。 (補足) 今年度招聘する講師(7人)は、年度始めの時点で未定です。 参考に、ここ数年の間に招聘した講師とテーマを掲載しておきます。 1.医学と社会 健康な生活のために (三木真知) 2.バイオサイエンスにおけるヒトの遺伝学 (岩本禎彦) 3.ゲノムプロジェクト (工藤純) 4.日本の犯罪捜査におけるDNA型判定 (小岩司) 5.造血システムの基礎と再生医療への応用 (古川雄祐) 6.感染症と国際医療協力 (松岡裕之) 7.アフリカでの医療に携わって (荒井義章) 8.医薬品開発に関わる社会情勢、開発プロセスと情報活用 (原田義則) 9.磁気計測技術の生体への応用 (神鳥明彦) 10.医用生体工学 (小川充洋) 11.人工血管 (吉成宏巳)など
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成績評価の方法、基準 |
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各先生の講義ごとに、レポート課題を提出してもらいます。それらを合算し、最終の成績とします。定期試験は行いません。なお、正当な理由もなく3回以上欠席した学生は、評価対象とはしません(不合格)。
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使用テキスト及び使用教材 |
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教科書、参考書共に指定はありません。 各講師の意向により、プリント教材を配布する場合もあります。
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その他 |
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(1)同じ時間帯に開講が予定されている「環境衛生学」などとは日程調整がなされていますので、双方とも履修が可能です。 (2)毎年、学外から複数の先生を招聘しています。受講生諸君の受講中の態度やレポートへの取り組み方などが、ある意味、帝京大生の「外部評価」にもつながり、巡り巡って君たちの就職活動にも影響を与えることも考えられます。講師の先生方に失礼がないよう、大人として責任ある行動を取ることを希望します。 (3)当科目はバイオサイエンス学科3年生を対象とした専門科目の一つです。講師の先生方には工学系や文系(経済学部)の学生もいる事をお伝えし、充分な序論をお願いしてはおきますが、本論はバイオの学生向けの専門的な内容になることが予想されます。予め承知おきください。
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