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授業目標 |
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4年後に柔道整復師として実際に身体に種々の損傷・障害をもつ患者さんを治療し、救っていく仕事に従事するために不可欠な専門知識として、生理学的な観点から人体の働く仕組みについて、そのもっとも基本となる知識・考え方を学びます。柔道整復師が治療するに際しては、これらの機能をしっかり把握しないと効果的な治療を行うことが出来ません。しっかりと学習するようにしましょう。
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2. |
授業概要 |
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「人体の機能3」では、まず男性と女性の体の働きの違いと生殖について学びます。次に骨の生理学をカルシウム代謝を中心に、また、体液について1年次に学んだことを復習・応用しながら学びます。最後に神経の基本的機能を分子、細胞膜、細胞、および神経細胞同士の接続まで、いろいろなスケール学びます。神経の基本的機能の学習は、後期の授業の理解の基礎となるので、しっかり学習しましょう。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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生理学では新しい概念が出てくると、それを単に記憶するだけでは済みません。関連事項とつなげてその内容を理解し、因果関係の連鎖をつなげることが必要です。教科書の該当個所を予習して、前もって考えてきて下さい。すると、次々と疑問が出るはずです。疑問をその都度解決して行くと、それが大いに理解に繋がります。
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4. |
授業計画 |
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【第1回】生殖1 【第2回】生殖2 【第3回】生殖3 【第4回】生殖4 【第5回】骨の生理学1 【第6回】骨の生理学2 【第7回】体液の生理学1 【第8回】体液の生理学2 【第9回】体液の生理学3 【第10回】神経の基本的機能1 【第11回】神経の基本的機能2 【第12回】神経の基本的機能3 【第13回】神経の基本的機能4 【第14回】神経の基本的機能5 【第15回】神経の基本的機能6
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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毎回授業の始めに、前回の授業の中の重要項目の小テストを行います。小テストの成績は合計し、期末の筆記試験得点に加味して成績を出します。小テスト10%、期末テスト90%の割合です。授業中の質疑やディスカッションに対する応答も参考にします。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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使用テキスト:根来英男・貴邑冨久子(著):生理学(改定第3版);南江堂、¥6, 600。 必要に応じてプリントを配ります。
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7. |
その他 |
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生理学は構造に関する知識を前提としますが、解剖学と異なり記憶の学問ではありません。理解し、判断・推測することが大事です。したがって、教科書の記述を基に、板書と口述で説明します。要所に質疑やディスカッションが入ります。受け身の授業では、生理学の内容は身につきません。授業に自分も積極的に参加するという態度をもち、活発に頭を働かせて下さい。
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