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授業目標 |
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1.代表的な内科的疾患を、主要臓器別に列挙できる。 2.これら内科的疾患の病態生理、診断、治療方法を説明することができる。 3.現代医療における主要な課題について説明できる。
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2. |
授業概要 |
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(1) 内科領域の代表的疾患について、病因・病態、症状、検査所見、治療法・予後を系統的に講義します。ただし、神経疾患については、臨床医学2で学習しますので、範囲には含めません。 (2) 骨折の病態に影響を与えるような疾患(骨粗鬆症や白血病を含む悪性腫瘍など)については、柔道整復師にとっての要注意疾患なので、折に触れて注意を喚起するようにします。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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(1) これまでに学習してきた解剖学、生理学、病理学の理解が、本科目習得の前提になりますが、授業の時間・回数には制限があり、講義中にこれらの範囲を詳しく述べることは困難です。毎回、関連する既習事項の知識を自分で事前に見直しておくようにして下さい。 (2) 復習にも力を入れて下さい。復習は、テキストを漫然と読むのではなく、まずは講義中にとったノートを、自分なりに分かりやすく整理し直してみて下さい。その上で、テキストを読み直してみて下さい。
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4. |
授業計画 |
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【第1回】呼吸器疾患1 【第2回】呼吸器疾患2 【第3回】循環器疾患1 【第4回】循環器疾患2 【第5回】消化器疾患 【第6回】肝・胆・膵疾患1 【第7回】肝・胆・膵疾患2 【第8回】代謝・栄養疾患 【第9回】内分泌疾患 【第10回】血液・造血器疾患 【第11回】腎・尿路疾患 【第12回】感染症 【第13回】リウマチ性疾患・アレルギー性疾患・免疫不全症 【第14回】環境要因による疾患 【第15回】まとめ
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成績評価の方法、基準 |
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定期試験の結果により評価します。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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(1) 全国柔道整復学校協会監修、奈良信夫・吉澤靖之・椎名晋一著“一般臨床医学(改訂第3版)“(医歯薬出版) (2) 講義資料を配布すると共に、LMSを適宜利用して情報伝達・共有を図ります。 (3) 世界的に有名な医学テキスト(The Merck Manual)の日本語訳が無料で閲覧できます:
http://merckmanual.jp/mmpej/index.html
X線画像等も無料で見れますので、ぜひ利用して下さい。
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7. |
その他 |
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単純な骨折と思っていたら、背景に重大な悪性腫瘍が存在していた、という様な事態は、現場では決して稀なことではありません。将来の医療従事者として、緊張感を持って講義に臨まれることを期待します。
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