Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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産業立地論Ⅱ(Indstrial Location TheoryⅡ) 山川 充夫
2年 後期 専門 地域経済系選択 2単位
【地域・後】 15-1-0843-3198

1.
授業目標

この授業では商業・サービス業等の最適立地はどのように決まるのかを学びます。

2.
授業概要

「立地はわれわれの出身地によって影響をうけるが、それによって強制されることはない。正しい立地を見出すことは人生に成功するために不可欠であるのみならず、企業を成功させ、永続的な定住地を確保するためにも─要するに集団の生存のためにも─不可欠なのである」(A.Loesch著篠原泰三訳『レッシュ経済立地論』大明堂、p.3)

3.
準備学習(授業時間外の学習)

・毎回、次回の講義資料を配布するので、事前に何がわからないのかをあらかじめはっきりさせておくことが必要です。
・新聞等をこまめに読み、産業立地のグローバル化と国内における立地調整に関心を持ってください。
・チェーンストアの店舗配置戦略などについて、Web等を活用した調査を課します。

4.
授業計画

第1回 生産者の立地から消費者の立地へ:単純な条件の下における市場圏(A.Loesch)
第2回 財供給の中心性と到達範囲:どこまで財・サービスは供給されるか(W.Christaler)
第3回 中心地点システム形成の3原則:補給原則・交通原則・隔離原則(W.Christaler)
第4回 中心地システムと都市システム:中心地を構成する財・サービスの構成
第5回 ナショナル・スーパーの市場圏戦略と出退店動向:イオンとセブン&アイ
第6回 リージョナル・スーパーの市場圏戦略と出退店動向:「いなげや」と「ヨークベニマル」
第7回 ローカル・スーパーの市場戦略と出退店動向:かましん、マルト
第8回 コンビニエンスストアの市場戦略と出退店動向:セブンイレブン、ローソン
第9回 ドラッグストアの再編成と業際化:土屋他編「小商圏時代の流通システム」
第10回 食の砂漠(フードデザート)問題:岩間信之「フードデザート問題」
第11回 大型店の立地規制と立地誘導:まちづくり三法と商業まちづくり
第12回 商業立地構造と商店街:東京・大阪・名古屋・仙台と商店街
第13回 商業集積としての「道の駅」
第14回 企業・地域の成長戦略と「場所の力」
第15回 定期試験、総復習

5.
成績評価の方法、基準

・出席・感想文点:25点→毎回、授業に関する感想文の提出を求めます記載内容によって1~2点の幅があります。累積点の上限は25点です。
・調査課題:25点(授業で調査内容、提出日等を指示します)。
・期末試験:50点

6.
使用テキスト及び使用教材

テキストは使用しません。資料は適宜配布します。

7.
その他