1. |
授業目標 |
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中・高等学校における教科「数学」について、その教育目標、内容、指導方法について、数学教育の体系的・系統的カリキュラムのなかに位置付けて理解することが目標です。教材開発、模擬授業等、実践的な場を通してそれらを習得します。
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2. |
授業概要 |
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高等学校数学の基礎力確認と教材研究。 模擬授業を計画・実施し実践力を身につけます。 テクノロジーを利用した教材も含めて、様々な教材開発の手法を考えます。 身近にある数学的な話題を探し、生活との結びつきを考え教材化します。 模擬授業やスモールトークを通して授業でのコミュニケーションの技術を学びます。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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LMSに授業の計画を提示し、授業は演習中心に進めます。 前回の授業終了後、次の授業の準備のためにLMSを確認して必要な準備(資料や確認問題のダウンロード、プリントアウト、確認問題を解く等)をし、次の回に出席してください
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4. |
授業計画 |
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第 1回:授業の進め方(課題採点・解説の担当者 及び、模擬授業担当者を決めます) 高校数学基礎力の確認と指導力育成のために 第2から15回 LMSに提示してある確認問題を提出する。あらかじめ決められた担当者は、それを採点し、次の授業で解説をします。(担当者は事前に必ず打ち合わせをします。) 第 2回:対数関数(数2) 模擬授業準備(1) 第 3回:微分(数2) 模擬授業準備(2) 第 4回:積分(数2) 模擬授業(1) 第 5回:ベクトル(数B) 模擬授業(2) 第 6回:数列(数B) 模擬授業(3) 第 7回:中間試験 第 8回:関数(数3) 模擬授業(4) 第 9回:極限(数3) 模擬授業(5) 第10回:微分法と応用(数3) 模擬授業(6) 第11回:積分法とその応用(数3) 模擬授業(7) 第12回:式と曲線(数3) 模擬授業(8) 第13回:新しい指導要領に含まれる単元 「複素数平面(数3)」模擬授業(9) 第14回:新しい指導要領に含まれる単元 「データの分析(数1)」模擬授業(10) 第15回:新しい指導要領に含まれる単元 「課題学習(数1)」 模擬授業(11)
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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各回ごとに提出する基礎力確認問題 確認問題の採点や解説とスモールトークの評価。 模擬授業の計画と実行力、他の学生が行う模擬授業や授業研究・評価への参加度 中間試験と期末定期試験
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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以下の資料は指導計画作成時に必要です ・文部科学省(2009年12月15日発行)『高等学校学習指導要領解説 数学編・理数編』実教出版 ・国立教育政策研究所 教育課程研究センター(2012年7月 発行)『評価規準の作成,評価方法等の工夫改善のための参考資料【高等学校 数学】』教育出版 ・中学校・高等学校教科書、参考書(各自が使用したもので可、特に指定はしないが必須です) 参考サイト ・文部科学省 http://www.mext.go.jp/a_menu/01_c.htm 参考図書 ・文部科学省(2008年 発行)『中学校学習指導要領解説 数学編』教育出版 ・国立教育政策研究所 教育課程研究センター(2011年11月 発行)『評価規準の作成,評価方法等の工夫改善のための参考資料【中学校 数学】』教育出版 図書館に数社分の中学数学・高校数学の教科書が備えてあるので比較し参考にしてください。 その他、授業でプリントを配布します。 LMS、数学教育用のソフト(Grapes、Geogebra)
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7. |
その他 |
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中学校・高等学校においては生徒自身が数学を楽しいと感じ、数学に触れ、自分で考え、数学を発見することが大切です。その立場に立って、数学教育における指導内容・方法を考えていく。実際にもの(教材)を作り模擬授業をしながら、学生参加型で数学を楽しむ工夫をしたいので、学生の積極的な発言・参加を期待します。
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