Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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ロケット工学 (Rocket Engineering) 中島 俊
1年 前期 専門科目選択 2単位
【専工前・前】 15-3-1008-2641

1.
授業目標

人工衛星、惑星探査機の打上げ、姿勢・軌道制御、探査機の惑星軌道投入時の減速、あるいは探査機の惑星大気圏再突入時等々に用いられるロケットシステムについて理解し、今後の宇宙関連研究開発の基礎知識として身につけると同時に、将来型ロケットエンジン、輸送システム研究開発上の課題について考えます。

2.
授業概要

ロケットエンジン・システム開発の歴史、ロケット飛翔の基礎理論、固体ロケット・液体ロケット・電気推進・ハイブリッドロケット等の概要とそれぞれの長所・欠点、ロケットシステムを構成するサブシステムの概要と機能、ロケット打上げシーケンスと打上げに必要な地上システム等について述べます。

3.
準備学習(授業時間外の学習)

学部で習得した圧縮性流体力学、熱力学、材料力学等の基礎知識を必要とします。
 微分・積分の基礎を復習しておく事、又、英文資料を用いる事があるので、英語の読解力をつけておく事が望ましいと考えます。

4.
授業計画

[第1回] 序論 
[第2回] ロケットの定義、開発の歴史
[第3回] エネルギー変換、用語と定義
[第4回] 比推力型推進系と比出力型推進系
[第5回] 固体ロケット
[第6回] 液体ロケット
[第7回] 固体ロケットと液体ロケットの比較、ロケット推進剤
[第8回] 電気推進
[第9回] ハイブリッドロケット、各種ロケットの比較
[第10回]ノズルとスロートについて
[第11回]ロケット性能向上の方策
[第12回]ロケットサブシステム(1)通信系、誘導制御系等
[第13回]ロケットサブシステム(2)電源系、計測計等
[第14回]ロケットの開発・打上げに必要な地上システム
[第15回]ロケットの飛翔(計画と飛翔)

5.
成績評価の方法、基準

レポートで評価します。

6.
使用テキスト及び使用教材

特に用いません。

7.
その他

必要に応じ、OHP,プロジェクター等を用います。