1. |
授業目標 |
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公務員には憲法尊重擁護の義務があり(憲法第99条)、公務の遂行に当たっては憲法を正確に理解していることが前提となります。 また、公務員試験においては、憲法は、教養試験(政治経済)においても専門試験においても出題されます。 このような事情を背景として、本講義では、憲法について、公務員試験にも対応できるような基本的かつ正確な知識を習得することを目標とします。
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2. |
授業概要 |
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憲法の条文と判例を中心として、各項目ごとに重要点を解説します。前期の公務員教養Ⅱにおいては憲法の前半部分(第1条~第40条)を解説しますので、後期の公務員教養Ⅳにおいては憲法の後半部分(第41条~第99条)を解説します。
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3. |
準備学習(授業時間外の学習) |
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① 前期の公務員教養Ⅱにおいては、憲法の前半部分(第1条~第40条)を解説しますので、受講しておくことをお勧めします。公務員教養Ⅳから初めて受講する場合には、教科書の前半部分を良く読んでおいてください。 ② 教科書に掲載されている憲法の条文に、あらかじめ目を通しておいてください。
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4. |
授業計画 |
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第 1 回・・・ガイダンス 第 2 回・・・統治機構の概要 第 3 回・・・国会①(第41条~第47条) 第 4 回・・・国会②(第48条~第55条) 第 5 回・・・国会③(第56条~第64条) 第 6 回・・・内閣①(第65条~第70条) 第 7 回・・・内閣②(第71条~第75条) 第 8 回・・・司法①(第76条~第80条) 第 9 回・・・司法②(第81条・第82条) 第10回・・・財政(第83条~第91条) 第11回・・・地方自治(第92条~第95条) 第12回・・・改正(第96条) 第13回・・・最高法規(第97条~第99条) 第14回・・・日本国憲法の構造 第15回・・・後期講義のまとめ
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5. |
成績評価の方法、基準 |
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期末試験によります。なお、授業の感想をまとめたレポートを作成してもらうことがあります。
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6. |
使用テキスト及び使用教材 |
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教科書 尾崎哲夫(著)『条文ガイド六法 憲法(第2版)』 自由国民社 2160円 参考書 資格試験研究会(編)『新スーパー過去問ゼミ4 憲法』 実務教育出版 1944円
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7. |
その他 |
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1 教科書及び参考書は、前期の公務員教養Ⅱと共通です。 2 憲法は、条文数が少ないこともあって、比較的勉強しやすい科目です。2年生のうちに、この科目をしっかり押さえておきましょう。 3 公務員試験においても、他の国家試験と同じく、過去に出題された問題(過去問)が形を変えて出題される傾向があります。公務員試験を目指す方は、早目に過去問に取り組む必要があるでしょう。
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