Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
ECCP(実務英語) I 池村 俊郎
選択  2単位
【経済】 15-1-1120-3394-01

1. 授業の内容(Course Description)

 ECCPの春季選択科目C(実務英語)として授業を行います。ECCP選抜学生だけが対象なので注意してください。今年度から2、3年ECCP学生の合同クラスとなります。また、松岡先生(講師)のクラスと連動し、かつ4月最初の時間にアセスメント・テストを行い、進捗度別にクラス分けをします。進捗度の高い順にA1(松岡)A2(池村)B(松岡)の3クラス編成の予定です。各クラスとも「アジアで通じる英語力養成」が目標です。
 情報をとる手段として英語を活用し、コミュニケーション手段としての初歩的な英語の役割に焦点をあてて学習していきます。外国語学習に王道はありません。また週1回の講義だけでは十分な成果を上げるには時間不足を否めませんから、自習、復習に努力し、ラジオ英語講座など自分のレベルにあった視聴教材の活用を奨励し、指導します。
 教材レベルは各クラスごとの進捗度に応じて決めていきます。ただし、いずれのクラスでも英語を実務コミュニケーションで使えるようになるための基本学習は同じです。自分で口を開くことが大切です。自分から声を発しない限り、何も始まりません。そのための訓練を重ねる必要がありますから、どんなに下手な英語でもかまいません。短い記事や良い文章を大きな声で、繰り返し音読していくことを心がけてください。これは全員に与えられた課題です。
 一定レベルの英語文章を日本語に翻訳できるかどうかで、その人の文法、語彙、理解力を判定できます。大学の講義ですから街の英語学校のような「楽しい授業」を期待してはいけません。池村クラスでは読解力の不足した学生を対象としますから、日本語に翻訳する作業を退屈と片付けるようでは、基礎力はつかないと理解しておいてください。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ECCP実務英語の目標は、アジアで通用する英語を使えるようになること。それはただスピーキングだけを意味しません。読解力の裏付けがない英語はいずれ壁に当たります。テキストが読めることはすべての基本です。英語を少しでも身近なものに感じるようになり、実社会へ出てからも自分なりに英語学習を継続できるきっかけとなる授業を目指します。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席、単語テスト、シャドウイング(テキスト暗唱)テストの課題各10% 中間試験と最終試験70%
 単語テストは「キクタン・ビジネス基礎編」(TOEIC用単語集)をベースに毎回実施します。これは3クラス共通実施です。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 前年度はアップル創設者ジョブズの人生をやさしく書いた『英語で読むスティーブ・ジョブズ』を基本書としましたが、今年度は日本をやさしく解説する文章のCDを聞き、テキストを読んでいく予定です。また、シャドウィング(テキスト暗唱)用に中学、高校レベルのテキストを聞き、暗唱してもらいます。これを踏まえ、関谷英里子講師のNHKラジオ・入門ビジネス英語を理解できるようになるレベルが目標です。関谷英里子著『ビジネスに効く英単語101』も補助教材候補としておきます。電子辞書や英語辞書はクラス必携。授業中の使用も可です。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 教室で選んだ基本教材は必ず自習すること。単語学習を怠らないこと。週1回のクラスだけで英語が進歩するわけがありません。多くの学生が出席すれば英語学習になると誤解しています。自習が一番大事です。多くの学生諸君のレベルでいえば、意識的に努力すればすぐに進歩と結果が表れます。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 繰り返しますが、英語学習に王道はありません。だれもがニューヨークやロンドンで使われる最先端の高度な英語力を身につけられるものでもありません。しかし、将来、共通言語となるアジア地域の英語についていえば、一定レベルのコミュニケーション英語力をだれでも身につけることはできるのです。そこでECCP実務英語クラスの目標を「アジアで通用する英語力」と掲げました。自分にあったレベルからスタートして一段でも階段を上るよう努力してください。なお、松岡先生クラスは基本的に英語のみで授業を進めます。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 講義ガイダンス および アセスメント・テスト ECCP学生で登録希望の2、3年生全員.3クラスに編成するので必ずアセスメント・テストを受けること。
【第2回】~【第14回】
 3クラス編成でそれぞれの進捗度に応じたクラスを指定されるので、そこのクラス進行に従うこと。クラス分けはテスト結果に応じ、経済学部の学生掲示版に教務グループを通じ発表します。
 池村クラスでは『英語で日本を話すための音読レッスン』をCDを使い、読みこみ、音読する。シャドウイング(自分で口を動かし、テキスト朗読の声をなぞっていくこと)教材も同様にCDを使い、実施する。適宜、英字新聞記事など臨時テキストに使い、読解力を高める訓練とする。
 通年でキクタン・ビジネス基礎単熟語1日16語を学びます。基本的に毎回、単語力の確認テストを実施。
【第15回】
 まとめと最終テスト