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授業の内容(Course Description) |
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ゼミ生全員が前半学期において、それぞれが航空事業・航空機・空港のどの分野に関心があるかを熟知したなかで、後半学期のゼミ授業ではグループの再編成を行う。各グループは、狭い領域に閉じこもることなく、ゼミ仲間と知識や情報を交換し、調査能力やプレゼンテーション能力を向上させる内容に重点を置く。 社会人として世に出たとき、まず必要とされるのは、①上司や同僚と協力・連携して一つの仕事を継続・成就する能力、②短時間に必要事項を簡潔にまとめる能力、③それを人に分かり易く伝える(プレゼンテーション)能力、の3つの能力であろう。こうした能力を、毎回の発表実践によって訓練していく。 後半にはグループディスカッションの場も設ける。 ゼミ生の熱意があれば、現場(企業)見学の機会を設けたい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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ゼミ生同士が互いの研究課題について理解し合い、協力・連携して切磋琢磨することを目指す。 各自が書く・話す・発表する能力のうち、自分の不得意領域をしっかりと認識したうえで、自らその克服を心掛けてもらう。書く・話す・発表する能力は、毎回の実践とその積み重ねによってしか身につかない。ゼミ生として一年間努力を積み重ねたという自信をもって、社会に出て行けるようになって欲しい。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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ゼミでは原則、遅刻を認めない。これまでの他の授業とは異なる場であることを充分に認識すること。 成績評価は、出席度合い、勉学意欲、討論への参加、リーダーシップ、仲間のサポート、レポート作成発表とその完成度に基づき総合評価する。毎回出席は最低限の義務であり、最終評価の20~30%とする。 熱意がみられない学生にはゼミ生として受容しないこともあり得る。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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参考文献:東京大学航空イノベーション研究会編『現代航空論-技術から産業・政策まで』東京大学出版会、2012年
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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自らの関心課題について、新聞マスコミでどう報道されているかをつねに追跡していること。TVニュース解説の受け売りやインターネットの情報だけでは、採用面接ですぐに馬脚が現れて、自身にとっても本学にとっても不名誉である。安直な方法に頼らず、図書館に足を運び、自身で蔵書を探し、調べることを徹底して欲しい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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通常の授業が受け身であるのに対して、ゼミは自分で調べ学び納得する自発性が基本である。 ゼミ生にはまず自分の研究課題の深化に力を注ぎ、あるいはグループ発表に積極的に協力することが第一であるが、他の仲間の発表を真剣に聞いて概略理解し、提言・質問することも劣らず重要である。授業中は、自他を問わず発表後の質疑応答への心構えを怠ってはいけない。 後半学期は就職戦線が近づいている時期であり、ゼミ授業以外の場でも男女とも学生らしい端正な身だしなみと言動を心掛けて欲しい。企業が人事採用したいのは一にも二にも「瞳が輝く」意欲溢れる青年だ。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 夏休み中に読破した本について、あるいはマスコミの関心事項について全員が互いに紹介しあう。 【第2回】 教官が航空・空港について最新情報を紹介する。ゼミ生を数人ずつ新たにグループ分けする。 【第3回】以降 第3回目以降は最終回の15回目まで、グループごとに順次研究課題を設定して調査・発表して知識を深化させて、就職希望企業ESの「得意な科目」に「演習」を挙げることが出来るまでにもっていく。 後半にはグループディスカッションの場を設ける。 ゼミ生の希望ならびに必要に応じて情報の入手・発掘方法、発表資料の作成手法を指導する。 就職希望企業ESの書き方・作成については、ゼミ生の熱意に応じて随時、個別指導を行う。
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