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授業の内容(Course Description) |
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本演習では、「文化現象としての観光」という共通テーマでゼミを行う。具体的には、個人やグループで特定の観光文化について1年間かけて文献調査・フィールドワーク調査を行っていく。さらに、その内容をまとめて発表し、報告書にすることを最終的な目標とする。特定の対象を短絡的に捉えることなく、歴史・経済・社会といった多角的な視点からじっくりと分析することが、学生には強く求められる。 学生から要望がある場合には、フィールドワーク技法の校外学習(合宿)を実施する。 前期は、対象についての情報を集めるなかで、自分自身の調べる対象を絞り込んでいくと同時に、フィールドでの見方や作法を学んでいく。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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(1)フィールドワークの技法(調査・編集・発表・執筆)を身につける。 (2)自分が設定したテーマについて、知識を身につける。 (3)自分が設定したテーマについて、具体的な意見を表明することができる。 (4)ゼミ内外での調査・議論を通じて、コミュニケーション能力が向上する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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特別な理由がない限り、全ての回に出席することを成績評価の大前提とする。理由なき欠席者については、成績評価を行わない。 その他、以下の点を成績評価の対象とする。 ・演習内での発表(50%)/・報告書の作成(50%)
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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下記のものを参考文献としてあげておく。 ・佐藤郁哉.2002.『フィールドワークの技法-問いを育てる、仮説をきたえる』新曜社。 ・野村 進.2008.『調べる技術・書く技術』講談社現代新書。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業時間外での取り組みが、演習課題の出来を左右します。授業時間外での積極的な活動に期待します。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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成果や自信は向こうからやってくるものではなく、自分で掴むものです。 どんな小さな成功体験でもいいので、自分の足で稼いで、ひとつひとつ積み重ねていって下さい。 そのひとつひとつの成功体験の積み重ねこそが、自分自身の成果や自信に繋がるはずです。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 【講義】オリエンテーション/報告書までの全体スケジュール 【第2回】 【講義】私はどうやってフィールドワークをしてきたのか? 【第3回】 【講義】論文とはどういうものか? 【第4回】 【発表】自分のテーマを発表する(1) 【第5回】 【発表】自分のテーマを発表する(2) 【第6回】 【講義】テーマを選定する+文献リストを作成する 【第7回】 【演習】文献リストから戦略を練る 【第8回】 【講義】先行研究からオリジナリティを見つける 【第9回】 【発表】文献から見えてくるもの(1) 【第10回】 【発表】文献から見えてくるもの(2) 【第11回】 【講義】先行研究をまとめてみる 【第12回】~【第14回】 【中間発表】調査計画発表 【第15回】 【演習】前期のまとめ
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