Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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比較政治学 II/政治学特講B 甲斐 祥子
選択  2単位
【法律】 15-1-1210-0136-06

1. 授業の内容(Course Description)

 議会制民主主義は、あたりまえの政治制度として私たちの前に存在している。しかし現在の世界には、議会制や民主主義に対する不信や冷笑的態度もないわけではない。日本もその例外ではないだろう。
 議会制民主主義と言っても、そのありようは国によって様々である。本年度の比較政治学では、議会や政治のあり方と深いかかわりがあるとされる選挙と選挙制度を中心に、イギリスをはじめとする諸国と日本の例を比較して検討し、日本の政治を考える手がかりを提供したいと考えている。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ①政治に対する深い関心を持ち、自分なりに政治について考え、それを発信することができるようになる。
 ②就職試験等に役立つであろう、政治に関する広範な知識を身につける。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 授業内に行う合計3回のテキスト・ノート持ち込み形式の小テストの結果(90%)と、出席状況を含む平常点(10%)を総合して評価する。テストは必ず受験する必要がある。やむをえない事情で第1回、第2回のテストを欠席する(あるいは欠席した)場合は、その都度申し出て教員の指示を受けねばならない。
 最終回のテスト(第3回テスト)のみを受験しても合格点には達しないので、就職活動中の学生は特に注意すること。第1回、第2回のテストのいずれも受験していない者は、最終回のテストを受験しても成績評価の対象としない。長期欠席者の単位取得は不可能である。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:甲斐祥子『[新2版]現代政治のナビゲーター』北樹出版

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 メディア(テレビ、新聞、雑誌、インターネット等)を通じて、現実の政治や社会状況を知るように努める。
 一種類のメディアに偏らずに多くの情報に接する。
 様々な本を読み、様々な意見やものの考え方を知る。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 自らの問題意識を持って授業に参加することを望む。
 レジュメの配布等は行わないので、毎回出席してノートをとることが重要であることを理解して受講されたい。テストの日程は変動する場合がある。テストの日程、テスト欠席の場合の措置、その他の連絡事項は、授業内に発表するので、必ず出席をして確認すること。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 授業ガイダンス、議会政治と選挙制度1
【第2回】
 議会政治と選挙制度2
【第3回】
 イギリスの政治と選挙1
【第4回】
 イギリスの政治と選挙2
【第5回】
 イギリスの政治と選挙3
【第6回】
 イギリスの政治と選挙4、第1回テスト(予定)
【第7回】
 イギリスの政治と選挙5
【第8回】
 ヨーロッパ大陸諸国の政治と選挙1
【第9回】
 ヨーロッパ大陸諸国の政治と選挙2
【第10回】
 ヨーロッパ大陸諸国の政治と選挙3
【第11回】
 ヨーロッパ大陸諸国の政治と選挙4、第2回テスト(予定)
【第12回】
 日本の政治と選挙1
【第13回】
 日本の政治と選挙2
【第14回】
 日本の政治と選挙3
【第15回】
 まとめ、第3回テスト(予定)