1. |
授業の内容(Course Description) |
|
法社会学は法と社会の関連を研究対象とするのでさまざまな法の分野が扱われるが、今年度は日本の社会と法制度を子どもたちを取り巻く環境や子どもたちが直面する問題から検討していく。 春期は日本社会における子ども観と子どもの人権、親の離婚に巻き込まれる子どもの問題、児童虐待と子どもの保護、養子制度と里親制度、赤ちゃんポスト、生殖補助医療と子どもの権利を扱う。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
現在の日本社会で子どもたちが直面する生活上の問題と法制度をしっかりと認識し、問題解決のための法の役割を理解する。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
中間レポートと期末試験で評価する。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
・テキスト:棚村政行『子どもと法』日本加除出版 ・参考文献:テーマごとに授業で紹介する。参考文献はMELIC2階の教員推薦図書コーナーにも置いてある。
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
指示された参考文献や授業中に配布した資料を読み、自分の考えをまとめる。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
・広く社会問題に関心のある学生を歓迎する。毎日、新聞やテレビのニュースに接し、アンテナを広く張っておく必要がある。 ・授業に毎回出席しないと話題についていかれず単位取得は困難である
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 ガイダンス、法社会学という学問について 【第2回】 法社会学の歴史 【第3回】 現代社会と子どもの人権 【第4回】 児童の権利条約 【第5回】 親の離婚と子ども(1)子の親権・監護権をめぐる紛争、面会交流 【第6回】 親の離婚と子ども(2)子の奪い合い、養育費の支払い 【第7回】 中間テスト 【第8回】 親による子の国際的奪取とハーグ条約 【第9回】 児童虐待(1)児童虐待の発見と児童の保護のための取組み 【第10回】 児童虐待(2)児童虐待防止のための法制度 【第11回】 性的搾取と子どもの保護 【第12回】 養子制度、赤ちゃんポスト 【第13回】 里親と児童養護施設 【第14回】 子どもの貧困 【第15回】 まとめと期末試験
|