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授業の内容(Course Description) |
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1)本講義では、学校教育などで日本史を教える際ポイントになるテーマを、原始から南北朝時代までの間から選び、それらを最新の研究成果に基づきながらわかりやすく解説し、それぞれの時代の特質を解明することを目指す。 2)「Ⅰ」では、原始から平安時代末期までを扱い、「Ⅱ」では鎌倉時代から南北朝時代までを扱う。 3)「Ⅰ」と「Ⅱ」は内容的に続いているので、連続して受講することが望ましい。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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1)原始社会・古代社会を理解する際のポイントとその性格について習得する。 2)原始社会・古代社会の政治的・社会的・文化的な特質を習得する。 3)全体を通じて、原始社会から中世社会への移行の筋道を理解する。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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1)出席点を重視する。そのために、2回の「まとめのテスト」と不定期の「小テスト」を3~4回実施し、出欠の確認とする。 2)「まとめのテスト」と「小テスト」の成績を重視する。 3)1・2を総合的に判断して評価を出す。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストはとくにない。 参考書はその都度指摘する。 高校時代、日本史を履修してこなかった学生は、高校の日本史教科書や竹内誠他編『教養の日本史第2版』(東京大学出版会)などを利用することを薦める。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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「通史」的な講義を行うが、高校時代のようにすべてのテーマを取り上げることはできないので、テーマとテーマとの関連を理解するためにも、予習・復習が重要になる。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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テーマによっては、教科書などの「常識」的内容を超えた内容になることもあるので、しっかり出席するようにしてほしい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 講義の進め方、評価の仕方などのガイダンス。 「歴史学の方法と時代区分」の講義。 【第2回】 日本及び日本文化について 【第3回】 農耕社会のはじまり 【第4回】 中国古代史料と日本古代史ー邪馬台国はなかった? 【第5回】 日本古代史料と日本古代史ー大化改新はなかった? 【第6回】 「天皇」号の成立 【第7回】 律令の受容と古代社会 【第8回】 平安京遷都の意味ー軍事と造作ー 【第9回】 中間テスト 【第10回】 国風文化とはなにか? 【第11回】 アジアの中の武士と武士政権 【第12回】 荘園と公領 【第13回】 百姓の成立 【第14回】 院政の特徴 【第15回】 まとめとテスト
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