Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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メディアコンテンツ制作実習 伊達 康博
選択  2単位
【社会】 15-1-1350-3399-03

1. 授業の内容(Course Description)

 本実習では、主としてラジオ番組に代表される「音声コンテンツの制作」を行います(「映像コンテンツの制作」を希望する学生は、田所先生担当の同名科目を履修のこと)。
 インターネットの進展などにより近年は、マス・コミュニケーション関係以外の人々でも情報発信が手軽に行えるようになりました。そして、誰もが情報を発信しやすくなった分、発信する側の者としても、心がけるべき事柄(メディア・リテラシー)が多く存在することを認識しなければなりません。この実習では、なるべく民生用の機材を多用することで、将来的に情報発信の役割を担う場合に役立つノウハウの修得を目指します。
 この実習を履修するうえで、自らの創造性や自由な発想を履修者相互で大切に育てていくことは、とても重要です。また同様に、情報の受け手側のニーズや立場を常に考慮に入れることは、さらに重要であるといえます。したがって、本実習ではあくまでも「内輪受け」や「自己満足」に陥らないようにするため最大限の努力をはらうことが期待されます。制作は、班ごとでの作業となるため、チームワークの重要性は無論のこと、チームにおいて自らが果たすべき役割を認識し、貢献しながら学ぶというスタンスも極めて重要です。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 1.メディア・リテラシーの視点から自律的にコンテンツを製作および発信することの重要性を理解する。
 2.企画立案や制作の段取り、機材の操作などの経験を通じて作品を制作するプロセスを経験的に理解できる。
 3.チームワークで制作することの意義や困難さを自ら見出し、役割の重要性を社会的協働の見地から理解できる。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 以下の配分で総合的に勘案し最終的な評価を行います。
 出席20%、授業への貢献30%、課題作品50%

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 ビデオサロン編(2012年)『サウンド収録&編集テクニック』玄光社

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 実際に制作に取りかかると、授業時間内だけで作業を完遂することは、ほぼ不可能であると考えて下さい。したがって、授業時間内でやり残した部分は、すべて宿題となり、それらの大部分は個人的な課題ではなく、他のメンバーや設備環境などを確保する必要があるものばかりです。そのため、メンバー同士で連携や分担を図り、設備確保などの調整を上手く進めながら、作業に当てられる時間をなるべく多く準備できるよう工夫して下さい。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 学生主体の実習であるため、履修者には極めて高度な自主性ならびに自律性が求められます。そのため、遅刻や欠席が目立つ場合、単位取得が著しく困難になります。特に、無断欠席をした場合は、単位を認めないので注意して下さい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 コンテンツ制作の基礎知識と制作班の確定
【第3回】
 企画の立案とプラン書の作成
【第4回】
 リソースの確認と確保(資材や出演者および取材先アポ等の確保)
【第5回】
 企画の確定と企画書の作成
【第6回】
 構成表の作成
【第7回】
 収録作業(1)
【第8回】
 収録作業(2)
【第9回】
 収録作業(3)
【第10回】
 編集作業(1)
【第11回】
 編集作業(2)
【第12回】
 編集作業(3)
【第13回】
 完全パッケージの作成
【第14回】
 製作発表会(1)
【第15回】
 製作発表会(2)