Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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マーケティング II 吉野 ヒロ子
選択  2単位
【社会】 15-1-1350-3807-02

1. 授業の内容(Course Description)

 コーポレート・コミュニケーションには、広告・プロモーション・マーケティング・広報などさまざま活動があるが、この講義では他の活動も視野に入れつつ、マーケティング論について学ぶ。
 秋学期は、「マーケティングI」での単位取得を前提に、マーケティングの背景にある社会の仕組みや、具体的な事例について解説する。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 講義を通じて、マーケティングの背景にある「消費社会」のあり方や、「消費」というものの社会的意味を理解する。
 ・自分や周囲の人々の生活や考え方を振り返り、消費と自己のあり方を考える
 ・現在の社会の中での消費の傾向を把握し、今後の展望を自分なりに掴む

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 中間考査(第8回講義内)、期末考査(第14回講義内)の評価を基本とし、レスポンスペーパー(毎回)の内容によって加点する。
 ※単位取得は出席10回以上が前提(学生証をリーダーに通すこと。学生証忘れには対応しない)

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 『マーケティング戦略』(有斐閣アルマ)・『ブランド優位の戦略』(ダイヤモンド社)・『クチコミとネットワークの社会心理』(東京大学出版会)・『イタリア式ブランドビジネスの育て方』(日経BP社)・『ことばとマーケティング』(碩学舎中央経済社)・『新版DTCマーケティング』(日本評論社)ほか

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 ・マーケティングに関するニュースや記事を日々チェックし、蓄積する
 ・講義で紹介した書籍などに眼を通す

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 毎回レスポンスペーパーを課します。書くのが苦にならない人、書くのが苦手だが改善したい人を歓迎します。
 レスポンスペーパーのうち、興味深いものは次回講義冒頭で、個人情報は伏せて紹介させていただきます。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 自己紹介と今後の講義について
【第2回】
 マーケティングの背景:「消費社会」の誕生
【第3回】
 マーケティングの背景:「記号」を消費する社会と「分衆」
【第4回】
 マーケティングの背景:「クチコミ」ネットワーク
【第5回】
 マーケティングの背景:クロスメディアの登場とソーシャルマーケティング
【第6回】
 ブランディング戦略
【第7回】
 ブランド・エクイティ(資産価値)
【第8回】
 前半まとめと中間考査
【第9回】
 事例:イタリア式ブランドビジネスの育て方
【第10回】
 事例:「癒やし」ブームとマーケティング(1)
【第11回】
 事例:「癒やし」ブームとマーケティング(2)
【第12回】
 事例:医薬品マーケティング
【第13回】
 「消費しない若者」?
【第14回】
 後半まとめと期末考査
【第15回】
 全体まとめと講評