Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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心理学演習B 高田 孝二
必修  2単位
【心理】 15-1-1360-0320-02

1. 授業の内容(Course Description)

 演習Aでは、化学物質の毒性やその検索法、毒とはなにかについて学びました。ここではその知識を生かし、さらに身近な、こころのはたらきを変化させ、毒ともなりうる化学物質、すなわち、におい物質について学びます。嗅覚という知覚情報は、ヒトの生存に極めて重要な役割を果たすのみならず、例えばアロマテラピーにみられるように、自身の気分転換の手段としても広く用いられ、一方、「悪臭」や、殺菌作用のある匂い物質もよく知られています。ここでは身近にあるにおい物質の精神作用や毒作用、またその作用メカニズムについて学びます。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 「におい」の発現メカニズムや、精神作用、毒作用おについて学びます。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 課題発表、課題レポート、出席状況(70%)、最終レポート(30%)で評価します。正当な理由なく6回以上欠席した者には単位を与えません。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキストは主に以下より適宜選択・配布予定:
 鳥居鎮夫(編)『アロマテラピーの科学』(朝倉書店)、綾部早穂・齋藤幸子(編著)『においの心理学』(フレグランスジャーナル社)など

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 我々の身近にあるにおいがこころにどのように影響しているか、考えてみてください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 発表者は事前にテキストを精読し、不明な用語を調べ、関連文献をあたるなど十分な準備をしてください。発表ではテキストの内容をかいつまんで紹介するとともに、用語の解説や自分の考えを述べて皆の理解をうながし、質問を受けるとともに議論を誘導してください。議論は発表者のみでは成立しません。発表者以外の履修者も、論点を準備するなど積極的な参加を期待します。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 イントロダクション(ガイダンス、発表割り当て)
【第2回】
 嗅覚の発現機構(講義・討論)
【第3回】~【第14回】
 文献の抄読と討論
【第15回】
 まとめ