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授業の内容(Course Description) |
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この授業は中国文化形成の源泉や特徴を明らかにしながら、その文化背景が現代中国の社会や企業、人間形成に深く関連していることを検証していきます。また、中国文化の変遷過程の分析を通して中国の伝統文化と現代文化の衝突と融合への理解を深めていきます。広く中国文化の様々な潮流に触れながら、私たちが日常的に感じている「現代中国文化」の有様を深く理解することを中心に授業を行います。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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中国の文化形成の源泉を理解することからスタートします。大まかに中国の伝統文化の形成過程を学ぶことにより、現代文化の特徴の根拠をより深く理解していくことを狙います。中国の文化とその背景を明確に理解することを基本に、地域文化や異文化間での相互理解をより深めていくために必要となる見識を獲得することを目標とします。また中国の古代、近代、現代、そして未来へと続く文化の継承・発展について自分なりに理解し、自身の意見を発表できるようになることを目指します。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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中間と期末試験(70%)及び平常点(30%)により評価します。平常点は授業出席率をベースに、積極的な発言や議論参加など授業態度を合わせて評価します。これらは不定期に実施するレスポンスペーパーを合わせて判断します。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストについては初回時に指示します。 毎回授業要点のまとめを配布します。参考資料や関連文献はその都度紹介します。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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各回の授業の一、二週間前位に事前準備学習や復習内容について指示します。指示をした事前準備学習の内容を前提として講義を行います。講義で説明した内容について、参考文献等により各自で理解を深めておくようにして下さい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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各自関心を持った事項については、図書館の活用等を通じて自主的に学習することを期待します。 講義中の私語は厳禁です。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 授業全体の流れの説明。 【第2回】 文化とは何か?(文化交差の時代) 【第3回】 なぜ中国文化を研究するのか?(中国文化の特徴) 【第4回】 中国の古代文化の源泉と西方文化源泉との違い 【第5回】 伝統文化の変遷 【第6回】 映画「孔子の教え」の鑑賞と研究 【第7回】 グループ議論(テーマ指定) 【第8回】 中間テスト 【第9回】 中国の近代文化の変遷 【第10回】 新中国の誕生に伴う伝統文化に対するインパクト 【第11回】 伝統文化と現代文化の融合 【第12回】 文化大革命 【第13回】 映画鑑賞を通して時代と文化の関連を理解 【第14回】 グループ議論と個人見解発表 【第15回】 まとめと期末テスト
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