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授業の内容(Course Description) |
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スペインはベラスケス、ゴヤ、ミロ、ダリ、ピカソ、ガウディなど世界的に有名な画家や建築家を輩出し、エル・グレコ、ルーベンスなど多くの外国人画家が活躍した国です。I ではエル・グレコからムリーリョまでの絵画作品の他に、スペインに大きな影響を及ぼしたイスラム文化、レコンキスタ、対抗宗教改革、他のヨーロッパ諸国との関係なども解説し、歴史的・政治的背景からスペイン美術を考えます。授業ではスライドの他に、ビデオやテレビの美術番組や動画などを使用し、絵画作品のみならず歴史遺産、建築、彫刻、写本などを幅広く紹介します。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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美術を切り口に、スペインの地理、歴史、宗教、歴史遺産、習慣などさまざまな点にも興味を広げていくことを目指します。また代表的な作品について、それらがどのような時代背景の中で生み出されたのかを、自分なりに考えられるようになることを重視します。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験 50%、 中間試験 20%、平常点 30%(出席、授業参加)
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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プリント、DVD、スライドなど。参考文献表を配布します。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業では学習に役立つ書籍、TV、DVD、ネットのサイトや動画などを紹介します。それらを活用して、可能な限りスペインの美術作品や世界遺産などに親しんで下さい。授業ではカラー画像を配布しないので、図書館やネットなどを利用して復習し、自分なりの「スペイン文化ノート」を作って下さい。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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スペイン美術を理解するためには、聖書、ギリシャ・ローマ神話、イスラム文化、ヨーロッパの地理、歴史など幅広い知識が必要です。MELIC、身近な図書館、美術館、TV、ネットなどを積極的に活用しましょう。特にIでは歴史の説明が多くなりますので、自分が使いやすい年表を持参することを勧めます。 なお、授業中は携帯電話、スマホ、タブレットPC、ゲーム機器などの使用は禁止しています。特に画像や映像資料を撮影した場合には、受講をお断りする場合があります。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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授業の進行状況によって一部変更になる場合があります。 【第1回】 ガイダンス、スペインの主な美術館の紹介 【第2回】 古代イベリア半島の美術 【第3回】 ローマの遺産と西ゴート美術 【第4回】 スペインのイスラム文化 I ~メスキータとアル・アンダルスの美術 【第5回】 スペインのイスラム文化 II ~レコンキスタ、アルハンブラ宮殿 【第6回】 中世ロマネスク美術、ムデハル様式とモサラベ様式 【第7回】 中間試験、対抗宗教改革と美術 【第8回】 エル・グレコ I 【第9回】 エル・グレコ II 【第10回】 イベリア半島のバロック彫刻 【第11回】 バレンシア派とリベーラ 【第12回】 セビーリャ派 I ~スルバラン 【第13回】 セビーリャ派 II ~ムリーリョ 【第14回】 総復習 【第15回】 期末試験
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