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授業の内容(Course Description) |
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「情報資源組織演習」では、実際に目録の作成、分類記号・件名標目の付与を行うことで、「情報資源組織論」で学んだ図書館における情報資源組織の原理や方法に関する技能を身につける。 情報資源組織は、目録作業(記述目録法)と件名・分類作業(主題目録法)に大別されるが、当科目では、「情報資源組織論」で学んだ目録情報と、データベースと情報検索の基礎知識を前提に、わが国の標準的な目録用ツールである『日本十進分類法 改訂9版』(NDC)、『国立国会図書館件名標目表』(NDLSH)、などに基づいて主題目録法の演習を行なう。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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1)『日本十進分類法』を用いて適切な分類作業ができるようになる。 2)『国立国会図書館件名標目表』を用いて適切な件名作業ができるようになる。 3)演習課題を通して、主題目録法のためのツールの必要性を実例と関連付けて説明できる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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・テスト(70%)、課題・授業参加度(30%)の総合評価。 ・毎回、演習課題に取り組み、解答の発表を行う。 ・テストを受けるためには、初回・最終回を含む3分の2以上の出席が必要。出席や演習課題に不正があった場合は自動的に不合格とする。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:なし 指定図書:もり・きよし原編『日本十進分類法』 新訂10版 日本図書館協会分類委員会改訂、日本図書館協会、2014.12. 日本図書館協会件名標目委員会編『基本件名標目表』 第4版、日本図書館協会、1999 *上記2点の指定図書については、図書館の指定図書コーナー「図書館課程指定図書」と参考図書コーナーで必ず実際に手にとって内容・構成を確認しておくこと。 その他、適宜プリントを配付する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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日常的に図書館や書店に足を運び、自分の目当て以外の本・資料にも目を向け、その多様性を認識しておくこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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1)演習A/Bについてはどちらを先に履修してもかまわないが、いずれも「情報資源組織論」を履修済みであることが履修条件。 2)第1回目授業は出席必須。履修希望者が教室の定員を超える場合は、抽選を行う(原則として4年生優先)。落選者は所属学科の科目の時間割と調整のうえ、学期・曜日・時限の異なる4コマから選択するか、または次年度への履修変更となる。やむをえず欠席する場合は事前に相談すること。事前相談がなかった場合、第2回目以降の出席は認めない。 3)パソコン、メール、ウェブ、ワープロソフトについて初級以上の知識・技能が必須。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業オリエンテーション 【第2回】 主題分析演習(1) 【第3回】 主題分析演習(2) 【第4回】 索引法の復習、「国立国会図書館件名標目表」(NDLSH)の概要 【第5回】 件名作業演習(1)事前結合方式 【第6回】 件名作業演習(2)件名標目の付与 【第7回】 件名作業のまとめ 【第8回】 分類法の復習、「日本十進分類法」(NDC)の概要 【第9回】 NDC分類演習(1)形式区分 【第10回】 NDC分類演習(2)地理区分、海洋区分、言語区分、文学共通区分等 【第11回】 NDC分類演習(3)言語区分、文学共通区分等 【第12回】 NDC分類演習(4)分類規程 【第13回】 NDC分類演習(5)各類別分類記号の付与(1) 【第14回】 NDC分類演習(6)各類別分類記号の付与(2) 【第15回】 分類作業のまとめ *授業計画は学習状況によって変更することがある。
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