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授業の内容(Course Description) |
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こんにち世界の中においてアジア地域はいっそう存在感と重要性を増しただけでなく、日本との関係もより密なものとなっている。この授業ではアジア地域の地誌と近代以降の歴史について、現在から遡りながら学ぶ。アジア地域の歴史・文化に対する理解を深め、歴史的背景をふまえた世界認識と未来への視点を養うことを目標とする。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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アジア諸地域の地理・自然・民族・宗教など基礎知識を身につける。 「近代」の変容前後でアジア諸国の何が変わり、何が変わらなかったのか説明できる。 さらには現代アジアの政治・社会・国際関係を構造的にとらえなおす視点を獲得することをめざす。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験またはレポート(70%)及び平常点(30%)より評価する。平常点は不定期のミニレポートやレスポンスペーパーより判断する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書はとくに指定しない。 授業全体の枠組み理解のための参考文献として以下を挙げる。 『アジアの国家史 民族・地理・交流』岩崎育夫、岩波書店、2014年 『イスラーム世界の歴史的展開』三浦徹編著、放送大学教育振興会、2011年 『世界単位論』(学術選書049) 高谷好一、京都大学学術出版会、2010年 その他参照すべき文献についてはその都度紹介する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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予習・復習を行うことを前提に講義を行う。事前の予習により基本的事実を把握し、授業を通してテーマのコンセプトに触れ、復習として紹介された文献を読み各自で理解を深めることは必須である。その点では復習に重点を置くことを勧める。 各回毎の具体的に参照してもらいたい文献については授業初回に指示する。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業時間外の学習が前提である。各自関心を持った事項については図書館の活用等を通じ自主的な学習を期待する。 講義中は私語を慎むこと。 なお、資料を配付する場合は原則その該当時間内のみのため注意すること。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション:アジアと日本のかかわり 【第2回】 アジアの捉え方とその範囲 【第3回】 アジア地域の自然と地理 【第4回】 アジアの「民族」 【第5回】 アジアの「宗教」 【第6回】 アジアの「近代」と現代世界 【第7回】 20世紀後半のアジア① 【第8回】 20世紀後半のアジア② 【第9回】 20世紀前半のアジア① 【第10回】 20世紀後半のアジア② 【第11回】 グローバル化とアジア① 【第12回】 グローバル化とアジア② 【第13回】 現代的「伝統」の復興 【第14回】 アジアの「まとまり」 【第15回】 総まとめ(予定)
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