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授業の内容(Course Description) |
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西南中国・雲南地域については日本においても広範な関心をよびおこし、これまで少なくない数の文献が蓄積されてきている。この授業では主に20世紀に書かれた雲南関連文献の講読を通して、様々な人々が抱いた雲南へのイメージとその文脈を読み解き、地域を理解するということはどういうことか、討論を重ね考えを深めていきたい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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文献を読み込み、著者の思考を文脈に即して自身が理解するだけでなく、他者に対しても説得的に説明できる読解・要約及び口頭発表の技能を体得する。 報告の内容を理解した上で、提示された論点に対し、異なる視点・視角から意見交換しつつ仮説を構築できるようになる。 上記実践により読解・意見交換を通じた自身の主張を、適宜文献・資料により補強した内容にまとめ、期末レポートとして作成・提出する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業内の報告、発言・議論への参加状況、期末レポートなどから総合的に評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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文献リストを提示し、参加者と相談の上で決定する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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受講参加者全員が指定された文献を個別に精読し、論点を明らかにしておくこと。報告予定者は要旨をまとめ、論点を抽出して聴衆に対し説明できる資料を作成すること。聴衆側は提示された論点に対して意見・感想・質問等を述べ、討論ができるよう準備し、必要な場合は独自に論点を提示できるよう準備する。 詳細は第1回オリエンテーションにて説明するが、文献精読の予習の比重が高くなるのでその点了解されたい。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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参加者を主体とした報告及び討論を中心に授業を進める。報告担当者は講師と同等の責務を負うので、入念な事前準備が必要である。また担当が当たっていない場合も、論点に対し質問・意見・感想ほか積極的発言による参加は必須のため、必要な準備を講じた上で授業に臨むこと。 進行の都合上、履修希望者は第2回までに必ず出席して授業の進め方の詳細及び報告分担に参加すること。それ以降の中途参加は受講を認めないので注意すること。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション:授業の進め方について 【第2回】 文献リスト提示・報告分担決定 【第3回】 ガイダンス①:雲南研究のアウトライン 【第4回】 ガイダンス②:雲南への「イメージ」について 【第5回】 報告と討論① 【第6回】 報告と討論② 【第7回】 報告と討論③ 【第8回】 報告と討論④ 【第9回】 報告と討論⑤ 【第10回】 期末レポートに向けてのガイダンスと文献案内 【第11回】 報告と討論⑥ 【第12回】 報告と討論⑦ 【第13回】 報告と討論⑧ 【第14回】 報告と討論⑨ 【第15回】 総まとめ(予定)
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