1. |
授業の内容(Course Description) |
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代表的ケースまたはプロブレムを素材にしながら、労働法の考え方を学んでいきたい。秋期は、春期に学んだ個別的労働関係法に加えて憲法上の団結権(28条)および労使関係法(労働組合、不当労働行為、争議権など)の分野も学ぶ。 なお、授業は、判例などを参考に具体的な労働事件を取り上げ、原則的には3人1組のグループ討論を経て全体討論を行い、法的論点とその解決方法を全員で探っていくという形式をとる。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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①自主的に研究・討論をし、労働法の基礎理論の理解を深めるとともに、自分の意見を形成しそれを発表する能力を磨くことが目標。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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グループ討論および全体討論での発言状況、出席状況その他を総合勘案して評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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プリントを配布する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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配布プリントの問題は必ず解いておくこと。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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3人1組のグループで討論を進めていくので、遅刻はもちろんのこと、欠席とりわけ無断欠席をしないようにしてもらいたい。また、ゼミ全体の運営や議論にも積極的に参加してもらいたい。『小六法』(平成27年版)は毎回必ず持参すること。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 労働法の体系 【第2回】 憲法と労働法 以下では、具体的事例を取り上げる。 【第3回】 具体的事例1プロブレム・メソッド①労働組合 【第4回】 具体的事例2プロブレム・メソッド②労働協約 【第5回】 具体的事例3プロブレム・メソッド③組合活動 【第6回】 具体的事例4プロブレム・メソッド④争議行為 【第7回】 具体的事例5プロブレム・メソッド⑤不当労働行為 以下(【第8回】~【第15回】)では、判例を参考にして実際の具体的紛争あるいはそれを基にしたプロブレム形式の問題を取り上げる。取り上げるケースの内容は受講者の希望を聞きながら相談して決める。
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