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授業の内容(Course Description) |
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現代の社会を生きるうえでは、読む・書く・話すことを的確に行うことが必要となる。さらに、さまざまな情報を十分に吟味し体系的に理解し、意思決定を的確に行うためには、論理的は思考は不可欠である。 この論理的に考える力は、就職試験でも必要である。また、経済産業省が提唱する社会人基礎力や文部科学省による高等教育における学士力、さらに21世紀型スキルにおいても、重要とされている。 しかし、この論理的な思考能力は一朝一夕には習得できない。授業ではどのように情報を整理分析するのか、またいかにして考える習慣を身に付けるか等、論理的思考能力を養うために必要な基本的事項を学ぶ。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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①論理的に考える方法と習慣を身につけることを到達目標とする。 ②このため、授業で学んだことを「わかった」 ⇒ 「解けた」 ⇒ 「使えた」と発展させる。 例えば、就活に関する問題を取りあげて、MECE、マトリックスなどで分析し、問題の本質を見極め、その解決の手法を習得する。 ■授業方法: 授業の主役を学生とし、グループ学習・発表を主体とする。さらに、授業では、クリティカルシンキングに親しみを持つべく、クイズやゲームの要素を取り入れる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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*定期試験は行なわない。 *小テストを行なう場合には、教科書持ち込み可とする。 *発表・討論等のクラス貢献度と、提出課題・小テスト(実施した場合のみ)を、1:1で評価する。 *発表課題は前もって連絡する。 *提出課題は復習を中心に、授業で「わかった」ことを基本とし、日常の問題を「解ける」、さらに「使える」と発展させることを目指す。 ■評価の基準(達成レベルと成績): S:特に優秀であり、論理的な思考が、いつでも、どこでも十分にできる。 A:優秀であり、教科書をみれば、論理的な思考ができる。 B:教科書は何とか理解でき、課題・問題を何とか解ける。 C:単位取得の最低レベルにすぎない。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書:若山昇(著)『誰でもわかるクリティカルシンキング―それってホント?』 北樹出版
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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必要に応じて、理解を助けるための課題を課すことがある。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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①【関連科目】問題の本質を発見し、解決する手法などを1年間で学ぶので、論理的思考演習Cをすでに履修済みであることが望ましい。未履修の場合は、論理的思考演習Dを履修後に、論理的思考演習Cを履修すること強く勧める。 ②就活等、身近な問題をクリティカルシンキングする。 ③専門知識は不要である。 ④「考える」ことの大切さを理解してほしい。 ⑤きちんと受講すれば、今後の人生において必ずプラスになる。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション、授業の方針・内容 【第2回】 常識を疑う、コンビニ分析演習 【第3回】 分析するとは、日常のなぜ演習 【第4回】 フレームワーク:落ちる人、受かる人 【第5回】 フレームワーク:PCメールの理由 【第6回】 フレームワーク:ダイエット法分類 【第7回】 問題発見・解決:英文和訳ケース演習 【第8回】 問題発見・解決:定期試験ミニ演習 【第9回】 問題発見・解決:資格試験対策演習 【第10回】 問題発見・解決:面接試験問題演習 【第11回】 問題発見・解決:君が人事部長なら、今の君自身を採用するか? 【第12回】 問題発見・解決:就活と学力(偏差値) 【第13回】 問題発見・解決:学力と就活クリシン力 【第14回】 問題発見・解決:具体的な分析事例、あなたの場合 【第15回】 学んだことを確認するための総合演習問題
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