Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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法律学演習 III 徳力 徹也
選択  2単位
【法律】 15-1-1210-3867-17A

1. 授業の内容(Course Description)

 市場経済システムを維持する法律・政策(独占禁止法(競争法)・競争政策)について検討します。
 事例を用いて、独占禁止法の観点から、①問題点を示して攻撃する者(グループ)、②指摘された問題点を防御する者(グループ)に分かれて議論します。このような議論を通じて、競争法上の問題点の所在を理解するとともに、議論の方法を学びましょう。
 なお、事例は、企業の流通・マーケティング戦略、企業間の業務提携等の日常のビジネス活動で生じ得る事態を想定したものとします。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 独占禁止法(競争法)の基礎的理解(市場に与える影響の分析等)を前提として、これを実際の事例に応用できるようになることを目標とします。
 また、他者の考え方に対する理解、自己との相違の認識・その伝達等の討論の方法を身につけるとともに、他者の理解を得る対話方法の習得を目標とします。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席と議論への参加状況に基づいて判断します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 参考書等については、適宜指示します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 事例検討に関連する条文等の基礎的理解を参考書等で事前学習することが望ましいです。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 「他人の考え方を聞いてから、それに合わせよう」とのフリーライドをしないようにしてください。参加者1名が分からない点・疑問に思う点については、通常、他の参加者も同様に感じているものです。その点を明示的な議論対象にすることは、全員にとって有意義なことです。このため、積極的に・率直に発言してくださることを期待しています。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 各参加者の自己紹介・今後の進め方の確認
【第2回】
 事例に関する攻撃側からの検討(グループ議論)
【第3回】
 前回の続き+攻撃側からの主張
【第4回】
 攻撃側の主張に対する反論側からの検討
【第5回】
 反論側の反論+両者による追加検討・主張
【第6回】
 事例に関する全体検討・講師による解説等
 (以下同様に検討を進めます。)