Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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日本美術史 I 鎌田 純子
選択  2単位
【史】 15-1-1340-4213-01

1. 授業の内容(Course Description)

 大学で日本美術史を勉強するにあたって入門となる授業です。日本美術史の概要を伝える通史となりますが、ただ時代の移り変わりを追うのでなく、時代ごとに取り上げる作品やテーマを絞り、その特質を印象深く理解できるような内容とします。古いというイメージを持たれがちな日本美術にも、今日に生きる我々がみても斬新なセンスや知識、技術が活かされていることに着目し、日本美術への親しみが深まるような形を目指します。また、その時々で美術館や博物館で開催されている展覧会を紹介し、受講生が積極的に実物の日本美術作品に触れる機会を増やしたいと思います。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 古代から室町時代までの日本美術史の流れをおおよそ理解し、特に受講生が、「好き」「面白い」と感じられる時代や作品、作り手を見つけられることを目標とします。さらに、それについて説明できる表現力が備わることを最終目標とします。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 学期末試験60% 平常点40%(出席点、発言、コメントシートの質など)

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 辻惟雄『カラー版 日本美術史』美術出版社
 日高薫『日本美術のことば案内』小学館

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 積極的に美術館、博物館に行き、実物の美術作品を鑑賞すること

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 授業中に、適宜コメントシートを配り、理解度や興味を確認します

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス 授業の内容と進め方などの説明
【第2回】
 縄文時代・弥生時代・古墳時代
【第3回】
 飛鳥・白鳳時代 仏教文化の伝来
【第4回】
 飛鳥時代・白鳳時代・天平時代  
【第5回】
 奈良時代 東大寺と正倉院宝物
【第6回】
 平安時代 密教美術と院政期の仏画
【第7回】
 平安時代 院政期の美術
【第8回】
 平安時代 絵巻
【第9回】
 鎌倉時代 絵巻
【第10回】
 鎌倉時代 慶派の興隆
【第11回】
 鎌倉時代 神仏の領域を描く
【第12回】
 鎌倉時代 肖像画の時代
【第13回】
 室町時代 「漢」と「和」(1)
【第14回】
 室町時代 「漢」と「和」(2)
【第15回】
 まとめと試験